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昨年に引き続き今年も写真家江口さんのご縁で「3人の写真家と50人の仲間たち展」に参加しました。この展示も今年で3年目になります。

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場所は西新宿のヒルトンホテル地下のギャラリーです。一室は3人の写真家の作品展示でもう一室が50人の仲間たち展です。今回は二作品だしました。中央の水面を写したのが、岐阜の通称モネの池です。

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こちらが3人の写真家の部屋。やはりプロは時間も手間もかけただけの違いがあります。まだまだ勉強です。

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この壁は江口さんの作品。アパレルにいた方なので色のセンス、バランスなどなかなか真似はできません。

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恒例の好評会の時間です。皆飲み物を持ちながら3人の写真家がそれぞれコメントをいただける貴重な機会です。

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プロの作品もどんな背景でどんな意図で撮影したかをお聞きできました。

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こちらは50人の仲間の作品について好評いただきます。第三者から見て、どう受け取ったのか、配置や主題など人が見て初めて作品に意味が出てくるんだと思います。

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左から写真家の相原正明さん、小林義明さん、江口善通さん。周りは子供の撮影イベントに参加した子供たち。


# by nichijou-raisan | 2018-07-22 17:07 | 写真 | Comments(0)

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松本市美術館で2018年3月3日から7月22日まで開催された「草間弥生展」です。開催ぎりぎりに間に合いました。屋外には常設の「幻の華」が展示されています。

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松本市美術館全景。開催期間中は外壁も水玉模様で草間ワールドです。建築設計は、宮本忠長建築設計事務所。

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一階のピロティは解放されていていろんな角度から作品を眺めることができます。

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美術館前の松本駅から伸びるあがたの森通り。美術館入り口脇の石垣は松本城を意識してでしょうか。石畳風の白い舗装と合ってます。

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美術館中庭側の回廊と水盤。水は空間にやすらぎだったり奥行き感を出すと思います。

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エントランスを入って左に上がっていくと展示会場です。この日は最終日の前日ということですごい賑わいでした。

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展示作品は基本的に撮影できないですが、この部屋だけは撮影許可があるので皆撮影しています。せっかく見ても写真に取れないと記憶から消えてしまいます。海外では撮影OKの美術館が多いので日本も早く変わってほしいものです。

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中庭にでんと座るかぼちゃ。大型のかぼちゃは直島にもあります。色鮮やかで誰の目にも記憶される形です。

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もちろんここも撮影スポットとなります。こういう場所があると楽しめます。

今回の展示は幼少期から晩年の作品まで一同に展示してあり、特に初期に水玉が見えた作品が印象的でした。またニューヨークの個展で認められた作品も当時はきっとセンセーショナルだろうなというくらいで今も新しさを感じます。

芸術の力は偉大です。


# by nichijou-raisan | 2018-07-21 14:45 | RICOH GRⅡ | Comments(0)

「民俗学の旅」宮本常一

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「民俗学の旅」宮本常一 (講談社学術文庫)

まち歩きの系譜の中で民俗学まで発展した宮本さんの功績は非常に大きく、内容は非常に深いです。

はじめに、に書かれている文章

「民俗学という学問は体験の学問であり、実践の学問であると思っている」

自身が百姓の家に生まれ生きていくためにその技術を学び実践してきました。前段は祖父、父、母、そしてふるさとを紹介していきます。自分がなぜ全国を歩き、民俗学に関わってきたのかについてその背景や縁のようなものを説明しています。古き良き日本の田舎に見られた温かい人のぬくもり、自分の道がどう決まっていったのか、宮本氏の人生が書かれてます。

「民俗学への道」という本の中で宮本氏はまた次のように言っています。

「民俗学とは、かつて文字を持たなかった民衆社会の中でおこなわれた、文化伝承の方法であった言葉と行為ー慣習的生活ーの記録化と、これをもとにして文化の原型への遡源と、文化の類型、機能を研究しようとするものである。」

農業技術指導をすることで日本の自給率をあげ、豊かな暮らしを実現しようという中から発生した土地土地の生活の技術、これらの伝承者となることが、日本民族の探求の旅でもあったといえます。

決して裕福ではなくボランティアで行っていた活動を中心であっただけに、使命感、志の高さが宮本氏の活動を支えたのではないでしょうか。

歩くことについて。

「私自身にとって歩くというのはどういうことだったのか。歩くことが好きだったのである。歩いていていろいろのものを見、いろいろのことを考える。・・・要するにひとにあい話をすることが好きだったのだろう。同時にまた人の営みを見るのが好きだった。」

「どんなところにも人間の意志が働き、それが現実のものとなっており、しかもその意思と意思には限界があり、限界が境を作っているのである。」

「われわれはただ自然といっているけれども、その自然もよく見るとほとんど人間の手が加わっており、人間の手の加わったものの中にはそこに人の生きてきた姿があり歴史があったのである。」

人生について。

「どのようにささやかな人生でも、それぞれがみずからのいのちを精一ぱいに生きるものはやはりすばらしいことである。生きるということは何かいろいろの意味があるだろうが、一人一人にとってはその可能性の限界をためしてみるような生き方をすることではないかと思う。」

文明について。

「文明の発達ということは、すべてのことがプラスになり、進歩してゆくことではなく、一方では多くのものが退化し、失われてゆきつつある。それをすべてのものが進んでいるように錯覚する。それが人間を傲慢にし、傲慢であることが文明社会の特権のように思いこんでしまう。」

一遍上人。

「口にとなふる念仏を あまねく衆生に施して これこそ常のすみかとて
いずくに宿を定めねど さすがに家の多ければ 雨にうたるる事もなし」

最後に。

「私は長いあいだ歩きつづけてきた。 その長い道程の中で考え続けた一つは、いったい進歩というのは何であろうか、発展というのは何であろうかということであった。 同時に失われていきつつあるものも多いのではないかと思う。

進歩のかげに退歩しつつあるもおんをも見定めてゆくことこそ、今われわれに課せられているもっとも重要な課題でないかと思う。

多くの人がいま忘れさろうととしていることをもう一度掘りおこしてみたいのは、あるいはその中に重要な価値や意味が含まれておりはしないかと思うからである。

これからも人間は長い道を歩いてゆかなければならないが、何が進歩であるのかということへの反省はたえずなされなkればならないのではないかと思っている。」

非常におすすめしたい本です。




# by nichijou-raisan | 2018-07-19 08:54 | レバレッジリーディング | Comments(0)

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お台場にオープンした森ビルデジタルアートミュージアム「チームラボ ボーダレス」です。オープン間もないということで入場料も格安のキャンペーンをしていました。

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最近では全国の科学館のイベントでも見かけるようになったデジタルアート。参加型のもので子供が楽しめます。

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お台場という観光地に完成したボーダレスは子供から大人まで楽しめる内容になっています。基本構成がマップもなく、ひたすら彷徨うものです。

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この部屋は床一面が鏡張りになっています。なので空間が上下方向に無限に広がります。壁面に取り付けられたスポットライトがデジタルに動きます。これはアートというレベルでものすごい速さで動きます。

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自分がいったいどこにいるのか、どの高さにいるのかすらわからなくなります。

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光の色も同時変化するのでひとつのプログラムを見ているだけでも十分な量がある印象です。

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こちらも閉鎖された空間ですが、壁面はすべて鏡です。なので水平方向に無限に空間が拡張されます。あくまで視覚的です。腰の低いくらいの高さに円形のプレートがあって上からのプロジェクターでさまざまな模様が表現されます。写真はさしずめ草むらでしょうか。

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一番の見所だと思ったのがこちら。天井からLEDテープが無数に降りていて、プログラムに応じて色を変え点滅します。

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デジタルアートというと少し浅めのイメージありますが、完全に度肝を抜かれました。

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デジタルでしかできないこと、デジタルを超えた新しい存在があることを感じました。

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これはもう境界というか曖昧で浮遊している感じです。

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観客自体もひとつの作品の一部に見えます。

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鏡もあってどこが境界なのか、デジタル空間に浮遊します。

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光の滝。撮影スポットになっていました。

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アート作品の中に完全に埋没するアートも珍しいです。自分の動きにインタラクティブに反応するというレベルではなく、完全に埋没です。

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花のゾーン。壁も床も花に満ちます。

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ひたすら彷徨う作品。

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一階と二階があって、二階は子供も遊べる作品になっています。こちらはやわかな光の物体に囲まれて。

チームラボの作品はシンガポールはじめ世界に広がっています。アートは国境を越える、まさにそのまま。きっと世界中の人を感動させるのでしょう。


# by nichijou-raisan | 2018-07-13 21:23 | RICOH GR | Comments(0)

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平成30年7月12日から15日まで開催された文京区・見どころ絵はがき大賞展。文京区の見所を絵はがきにして投稿、その中から表彰をするという取り組みがされていて、今回はその8回目の作品展でした。場所は文京区シビックセンター。

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入ってまず驚いたのが会場構成。
地図のような台の上に絵はがきが置かれてあります。これは文京区をいくつかの区域に分けて、その場所に相当する絵はがきをディスプレイしているものでした。区民や働く方が自分自分で位置を変えてみたりと非常におもしろい展示手法です。

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人気スポットはこのように絵はがきの山となります。ボリュームでも皆がみている景色と認識できます。

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千石とか本駒込とか主要エリアの場所がわかるように明示されています。この絵葉書からこの場所い行こうかとはならないかもしれませんが、自分の知らない街の魅力の発見に繋がるといいです。

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こちらが大賞の作品。非常に緻密な絵でこれ自体作品ですが、場所の思い入れなどストーリーもあるかと思います。何年たっても忘れられない個人の記憶と場所が結びつくことによる愛着は大切にしたいです。

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展示スペースの1/3は文京建築会によるニュー井戸端という展示です。昔は井戸を中心に井戸端会議といったようなコミュニティがありましたが、現代にもその井戸端に代わるコミュニティ発生の場があるということからスペースの紹介をしています。

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展示もラフな中にセンスの感じるさすが建築家の多い団体です。

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こういった小物がにくいですね。

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井戸をモチーフとしたディスプレイ。昔なつかしいイメージです。

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他にも地元の学校の先生方と天祖神社の在りし日の再現した模型など文京建築会の活動紹介もありました。絵はがき大賞というのも、地元愛育成のきっかけとなりますし、全国的にも見習いたい活動です。


# by nichijou-raisan | 2018-07-12 18:17 | デザイン | Comments(0)

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写真家の江口さんのご縁で参加した「3人の写真家と50人の仲間たち展Vol.3」に作品出品して参加しました。

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参加は昨年に引き続き2回目。場所は西新宿のヒルトンホテルの地下ギャラリーです。ギャラリーのひとつはプロ写真家の作品、もうひとつはアマチュアの50人の作品展示です。

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いつもこういうところで他の写真愛好家の人と作品を並べるとひとりひとり個性が違うんだと改めて感じます。だからこそ写真の世界はおもしろいと。

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今回出品した一枚。中央の緑色のものは、岐阜の通称モネの池と呼ばれる非常に透明度の高い池です。睡蓮と鯉がいることから、モネの池を想起させます。光の移ろいによる池面に映る緑の色を撮影しました。

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プロ作品はプロがそれぞれ作品の紹介と、アマチュア作品はプロが一枚一枚講評してもらいました。この時間が一番充実していて、第三者にどう映るのか、また他の人の作品のどこがいいのか考える機会になります。

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右から写真家の江口さん、小林さん、相原さん。周りの子供たちは江口さんと子供たちの企画で一緒だった子供たちです。小さいながらなかなかの感性でした。


# by nichijou-raisan | 2018-07-11 21:25 | RICOH GRⅡ | Comments(0)

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都市環境デザインセミナー 「なぜ『まち歩き』をするのか」山納 洋

これまで50箇所以上のまち歩きイベント「Walkin' About」を企画している大阪ガス 都市魅力研究室長の山納さんのセミナーに参加しました。

特徴的なのはいわゆるガイドさんがいません。皆である町に集まって、解散、90分のまち歩きを各自してから再び集まって、一人5分ずつシェアします。

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Walkin' Aboutでは、地域の魅力や課題を再発見し、これからの地域のあり姿をデザインし都市経営課題解決提案につなげることを目指して活動しています。今回のセミナー参加者もそれぞれがまち歩きをされている方ばかりのようでした。

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今回非常に役立つ、いわゆるまち歩きの原点、そして今までの流れがわかる方々です。読んでない本なども多く、これを機会に勉強してみたいと思います。宮本常一さんの「民俗学の旅」の序文は非常にわかりやすいそうです。まずはここから。先日の林丈二さんから知った路上観察学の元となる考現学も少し難解です。陣内さんの本も地形などの読み込みなどかなりの深さがあります。ブラタモリは調査もされていて、内容的にかなりいいそうです。

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「普通のまち、なんてものはありません

都市空間には、人が作為を持って働きかけた痕跡が複層的に蓄積されていて、注意深く観察していくと独特の容貌が見えてきます

そのようにまちを歩くことは、楽しみになるだけでなく、まちのありようを深く考え、地域をより良くデザインすることにもつながります」

納得かつすばらしい考察です。

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最後にこちらもまち歩きの専門である岸田さんによるコメント。

1,ビジネス成立性が低く事業継続性が困難 → 客単価が取れなく、質の安定も難しい
2,ガイドのボランティア性 → ガイドさんの自慢話になりやすい
3,まち歩きの魅力 → 偶然性の楽しみであって複数回やコース設定をした時点でおもしろみがなくなる

非常に深い洞察で、まち歩きをビジネスとして考えた場合に観光資源となりえるか、そんな視点があると思いました。観光立国に向けたまち歩きの重要性はますます高まりますが、どう運営してまちの魅力を感じ、発信できるか、非常に考えさせられるセミナーでした。


# by nichijou-raisan | 2018-06-30 11:16 | 勉強会 | Comments(0)


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富山ウォーク二日目はホテルを朝出発し、高岡市に向かいます。高岡の始めは日本三大仏として有名な高岡大仏からです。

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度重なる火災を経て、昭和7年に富山県知事の勧奨があり完成、開眼式が行われました。総高は15m85cm、総重量65t、原型から鋳造まで高岡の職人によって建造された高岡銅器の象徴です。

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掲示板のありがたいお言葉です。実行することのみが未来を変えられると思います。

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大仏周辺はみやげ物店や旅館などがあります。

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坂下町通りのストリートファニチャー。やはり銅製です。

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テレビ番組で紹介されていた昆布屋さん。オーナーさんもテレビで見たままでした。

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御旅屋通り商店街。大型アーケードが設置されています。

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ストリートファニチャーに鳥獣戯画から飛び出したウサギが。

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そしてこちらは蛙とウサギ。

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大仏を後にして、次に二つの伝建地区に向かいます。最初に山町筋(やまちょうすじ)です。土蔵造りの町家が建てられたのは明治33年(1900年)の高岡の大火の後となります。

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雨どいにも彫刻が施されてます。工芸の街です。

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高岡仏壇の井波屋さん。この建物は登録有形文化財に指定されています。モダンな外壁はモザイク張りになっています。伝統的な二階の木造と一階のモダンなデザインのミスマッチ館が目立ちます。

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赤レンガが珍しい富山銀行で現在も使われています。建物は1914年(大正3年)に建築されたもので、東京駅の設計者である辰野金吾の監修で清水組が建設しました。

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高岡御車山会館です。国重要無形・無形民族文化財に指定されています。


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内部には大型の御車が展示されています。細部にわたって豪華絢爛で非常に豪華です。ユネスコ無形文化遺産にも指定されていて見所もたくさんです。

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高岡市山町筋重要伝統的建造物軍保存地区にある高岡信用金庫本店です。歴史景観に配慮して建築されました。土蔵造りの街並みにより一層貢献しています。

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駐車場は表にはなく、建物内を抜けて裏側にあります。通常駐車場は街並み景観を非常に崩しやすいためこうした配慮もすばらしいです。一階の柱、壁、駐車場アプローチは国産の黒いタイルが使われています。

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今回の楽しみにしていたひとつ、山町ヴァレーです。これは町屋を改修した商業施設になっています。文具商であった谷道商店が昭和4年に土蔵造りから洋風に改築したもので、伝統的街並みにあってモダンさのある建築です。内部はレンタルスペースに加え、いくつかのテナントが入っています。

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山町筋の街づくりコーナー。地図に見所が表示されています。こういった場所があると非常に助かります。

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これが洋風の建物を抜けた広場に面した蔵。それぞれ個性あるテナントが入っています。

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工芸の街ということもあり、市内の住宅には銅を外壁に使ったものもあります。非常に地域性が高いです。

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こちらも銅が窓枠のあたりに使われています。

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高岡のもう一つの伝建地区、金屋町。こちらも鋳物師の町並みです。

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こちらは町屋建築がよく保存されています。舗装も天然石が使われタイムスリップした感があります。高岡鋳物発祥の地として非常に栄えた町で、鋳物博物館や工芸品のお店が並びます。

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今回の訪問の最後は、国宝瑞龍寺。加賀二代藩主前田利長公の菩提をともらうために三代藩主利常公によって建立されました。山門、仏殿、法堂が国宝に指定されています。現在山門は改修工事の最中でしたが、非常に立派な伽藍でした。

二日間に渡って、富山市、高岡市と移動しましたが、歴史資産や産業資産も豊かなことがわかりました。観光という視点からどう取り組み町の活性化をしてくかはどこも課題で、若手がその産業を引き継いでいく形を作ることが一番重要かと思います。これは全国でもいえることです。これからは世界中からの観光客でにぎわう時代なのでいかに継承し、発展させていくのか、それは人の継承も含めてです。



# by nichijou-raisan | 2018-06-25 23:54 | K-1 | Comments(0)

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2016年12月に竣工した富山県美術館です。富岩運河環水公園西に建設されたもので正面は垂直のガラスですが、平面は楕円形を切ったような形をしています。

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エントランスは1階でイタリア製の塗り壁が印象的です。入って気づくのは一階の天井が低いことです。チケットはここ1階で購入します。

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富山はアルミの大手メーカーがありますが、この富山県美術館では地元の素材が使われています。こちらの手すりもアルミです。

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2階の吹き抜け部。1階の天井の低さもあり、より富山の景観が広がりをもって取り込まれるデザインとなっています。設計は内藤廣建築設計事務所です。

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常設は20世紀の椅子展でした。

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有名なル・コルビュジェのシューズ・ロングという長椅子。名作です。

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今回初めて見た倉俣史朗の硝子の椅子。研ぎ澄まされた感性が生み出す作品です。

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椅子は壁面に並んでいるので間近で見れないものもありましたが個性ある椅子は見ていておもしろいです。

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ジョージ・シーガルの石膏作品。

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日本画家、千住博展が開催されてました。名前こそ聞いたことがあるものの実際に作品を見るのはこれが初めてです。今回高野山金剛峰寺の襖絵完成を記念したもので、当日千住さんの講演もありました。

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襖絵は、断崖図、瀧図の大きな作品です。断崖図は若き日の空海が見たであろう四国の山々が描かれています。体の芯に響く感動がありました。

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瀧図は独特の手法で描かれるもので体を突き動かす何かが内包されている感じを受けました。写真は撮影許可のある滝図の作品。ブルーライトで幻想的に体感できます。今ままで見た中にはまるでない作品でしばし動くこともできなくなるほどでした。この展示は、2018年7月29日まで開催です。

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外のウォールの水の処理。安藤忠雄の打ちっぱなしコンクリート壁と同じ処理です。壁中央に向かって水きりがしてあり、側面に流します。笠のない壁の場合は表面への汚れを防止するには有効です。

富山県美術館は富岩運河環水公園と一体となって、歴史、文化、環境を取り込む100年単位の事業だと思います。




# by nichijou-raisan | 2018-06-24 21:27 | K-1 | Comments(0)

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今回はあいにくの曇り空でしたが一番の見所である富岩運河環水公園です。もともと洪水に悩まされていた神通川は曲折しており、明治34年からの改修工事の際、直線化する工事が始まりました。

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その工事は最初に幅2m、深さ1.5mの細い水路を作り、洪水の力で土砂を削り、少しずつ川幅を広げていくというオランダ人技師ヨハネス・デ・レーケによるものでした。

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この結果、大正11年ごろに現在の河道になりました。しかし旧河道が富山市街地を分断することから昭和3年に富山県は都市計画決定をします。

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1、富岩運河を新設し工場を誘致
2、運河を削った土砂で神通川の跡地を埋め立て、新市街地を整備
3、残る土砂で東岩瀬港の岸壁、埠頭用地を整備

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富岩運河は昭和10年に完成し富山の工業化に寄与したといいます。

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時代は移り、昭和60年に富山市は「とやま都市MIRAI計画」の対象地区として富山駅北62haを再整備することとなり、都市の貴重な水辺空間として現在の形になりました。写真は世界一美しいと言われるスターバックス。

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観光案内ではもっと高台のようなイメージでしたが実際に見てみると水辺に近い位置にあるスターバックス。中もテラスも人でいっぱいでした。天気がいいと爽快かもです。

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牛島閘門。国登録有形文化財のいたち川と富岩運河の高低差約60センチを調節する施設です。

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ラ・シャンスというフレンチレストラン。フレンチの達人坂井さんの写真が飾ってありました。挙式には最高のシチュエーションです。ガラスで視界は開け、椅子もすべて透明です。

今回はボランティアガイドさんに案内していただいたので詳しく理解することができましたが、場所の記憶、今までの歴史、これらを知ることでより深く都市に関わっていくことができるのだと思いました。


# by nichijou-raisan | 2018-06-24 19:10 | K-1 | Comments(0)