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「人生の手引書」渡部昇一(扶桑社新書)

英語学者で評論家の渡部昇一さんの著作による人生哲学書です。表題に「挫けそうになったときに読む」と大きくありますが、そうでなくても非常に参考となる内容です。

「人は無意識のうちに、自分の努力不足を周囲のせいにしてしまうものである」これは往々にしてあることで、人が成長するためには自らを厳しく律することで、新たな道が開かれるということを言っています。他者だったり物事のせいにすると、自己弁護になってしまい、その瞬間から成長が止まります。

「難問にぶつかったときの決断拒否はあやまちの中で最大のものである」フランスの哲学者デカルトの名言です。決心し行動することでいいにしろ悪いにしろ結果が出るので、しっかりと決断すべきといいます。

「望みを持ったなら、どうしたらできるかを考える、それが第一歩」しごくまともな話ですが、常に努力の第一歩は自分の欠点を踏まえたうえで、どうしたらできるのか、を考えることです。

「モノより心、心よりモノではなく、モノと心が大事である」人間関係を作るのに感謝は大切ですが、欠点は相手には見えないこと。モノと心の両方が大事というのは、形で表すことです。手紙や贈物がいかに大切かがわかります。

「周囲とズレを感じるのは、自分のモノサシを持っているということである」ズレは自分が構築した括弧たる自分の常識、自分なりのモノサシと思うとよい。

「もし違和感を抱いたなら、世間の常識よりも自分の感覚を信じる」常識とは絶対的なものではなく、時代その他さまざまな状況によって変化する非常にあいまいなものである。また権威も同じ。周囲に流されない、自分の意見をはっきりさせていくことが大切である。

「お金に対して、貪欲になっていい」お金は生活の充実度を格段に上げてくれる、非常にポジティブな力もある。お金はないよりあったほうが絶対にいいもの。

「無欲であることは、すばらしいことなのか」名声を求めるのは傲慢ということではなく、健全な念願であるといいます。その志があって、人は成長し、失敗しながらも自分の道を見つけていくものだから。

「幸田露伴が説いた幸福三説とは」これは非常に興味深い内容です。

1、惜福 一度めぐっていた幸運をすべて使い切ってしまわない
2、分福 自分にめぐってきた福を一人占めせず、周囲にも分け与える
3、植福 幸福の種を蒔いておく

上記は抜粋ですが非常にためになる内容でおすすめです。


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by nichijou-raisan | 2018-03-26 00:12 | レバレッジリーディング | Comments(0)

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「写真がもっと好きになる」菅原一剛(ソフトバンククリエイティブ)

写真家 菅原一剛さんによる写真本です。これは撮影者に対してカメラ技術や撮影術が書かれている本ではなく、きれいな写真をとらなきゃという肩の荷を降ろしてくれる本です。

菅原さんのおすすめは、まずカメラを持って散歩しよう、だったり、ファインダーから覗いてみようだったり。何気ない生活の中で見えてくる美しかったり、気に留めたものが見つかったりします。

今でこそファインダーのない液晶画面のみのデジカメが多いですが、ミラーレスや小型のファインダーを付けることのできるモデルであればぜひファインダーから覗いて撮影しましょうといいます。

これは覗くという行為の中に切り取られた自分の意識ができるからです。液晶ごしの場合はその他の領域も見えてしまいます。

カメラに興味のある人はここから入ると非常にわかりやすく、もっと自分の気持ちに素直に撮影できると思います。


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by nichijou-raisan | 2018-03-25 22:23 | レバレッジリーディング | Comments(0)

MOA美術館(杉本博司)

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熱海にあるMOA美術館です。以前より行きたかったのですが、今回実現しました。昨年世界的美術作家である杉本博司さんが展示の改修をされたということで注目してました。

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美術館全景は石造になっていて重厚感が漂います。

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ホールから見える相模湾。視界がさえぎられた中での海との対面です。建物及び基本構造部はもともとの設計で、実際杉本さんが携わったのは展示室内部となります。

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ホールに飾られる杉本さんの作品。杉本さんの海のシリーズはモノトーンで非常に深みがあります。

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最初の展示室は黄金の茶室。天正14年豊臣秀吉は御所内に組み立て式の黄金の茶室を持込み正親町天皇に茶を献じたと伝えられるそうです。MOA美術館では公家の日記などから復元した黄金の茶室が展示されています。

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実際に金箔が使われていて、茶道具に至っては50kgの純金が使われているそうです。
見るからに絢爛豪華で内部に入ってみたいところです。

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いよいよ杉本さんの設計された展示室です。伝統とモダンさが融合する空間です。エントランスアプローチは杉本さんのオリジナルの敷瓦が敷き詰められています。

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展示の一番の目玉である尾形光琳作「紅白梅図屏風」です。俵屋宗達にあこがれ、その画風を継承していきました。一対の紅白梅は「風塵雷神図屏風」の二神の対峙を意識したものとされるそうです。

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大胆な構図で非常にインパクトがあります。また梅の描き方も独特で五弁の花びらをひとまとまりに描き、花芯を描きくわえるという琳派の手法が見られます。

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展示の床には美術品が置かれた時代の空間を感じるため、畳が使われています。

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展示室の中央の黒い部屋は意図があります。

「私はMOA美術館にある数々の日本文化の至宝を、その最高の光りと場で見てみたいと思った。足利義政が慈照寺東求堂で見た光り、千利休が待庵で見た光り。そうした前近代の素材にこだわった。」杉本博司。

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国宝「色絵藤花文茶壷」の特別室で、江戸黒と呼ばれる黒漆喰の壁で囲われた部屋で最高の光の中で見ることができます。

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展示室内の二分する黒漆喰の壁。通常ガラスの反射で展示物が見えづらいことがありますが、すべて反射を消し去るためのしつらえになっています。

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最初はなぜと思いましたが、非常に透明度が高くガラスを感じさせません。

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階段部の意匠。ルーバー部分は杉角材を用いて光を和らげています。

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仏教美術も充実しています。こちらは阿弥陀像。平安時代後期のもので奈良・安養寺に納められていたもの。

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聖観音立像。奈良時代。

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陶器を中心とした展示コーナー。谷口吉生の国立博物館法隆寺宝物館を思わせる展示です。

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最後の展示室は杉本さんの海景シリーズ「熱海」。

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杉本さんは写真家として有名ですが、写真家は記録ではない、といいます。そこに何を写しこむか。海景シリーズは太古の人々が見ていた時間を表現しています。

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販売コーナー。こちらも選りすぐりの雑貨などが並びます。展示もセンスが行き届いてます。

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続いてカフェコーナー。

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カウンターの石材は神奈川県の真鶴で採石される小松石が使われています。

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カフェからの眺め。この日は天気もよく最高です。

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一旦外に出てムアスクエアに向かいます。ここからの眺めもすばらしい。

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美術館全景。

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ヘンリー・ムーアの作品。「王と王妃」何を語っているでしょうか。

MOA美術館カタログより

「私の中では最も古いものが、最も新しいものに変わるのだ。杉本博司」

ぜひこの空間を体感してください。


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by nichijou-raisan | 2018-03-11 10:48 | RICOH GRⅡ | Comments(0)

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「われわれはいかに働き どう生きるべきか」 P.F.ドラッカー(ダイヤモンド社)

マネジメントで有名なドラッカーの幻の研修テープを活字化したものです。経営書ではドラッカーの本はたくさんありますが、この本は1970年代にAMACOM(全米マネジメント協会出版部)がドラッカーに依頼してマネジメントの極意をテープに吹き込んでもらったものです。

成果をいかにあげるか

人をどうマネジメントするか

必携の六つのツール

乱気流の時代をどう生きるのか

参考になる言葉の数々。

おすすめです。


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by nichijou-raisan | 2018-03-09 00:29 | レバレッジリーディング | Comments(0)

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3月1日から4日までパシフィコ横浜で開催されたCP+というカメラショーに行って来ました。なかなか行くことができず初めての参加です。カメラ好きが年に一度集まる場所といえます。今年の来場者は68,111人だそうです。

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内容はカメラメーカーや三脚やレンズなど用品メーカー、写真展やセミナーなどなど。実際に写真家と撮影して歩くツアーやワークショップなどのイベントも盛りだくさんです。

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オープン40分前に到着しましたがすでに100mくらいの長蛇の列。こんなに人気だとは知りませんでした。

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フジフィルムブース。最近のフジのカメラは非常に魅力的でフィルムテイストの映像処理が群を抜いているといいます。中央にモデルさんがいますが、その周りのカウンターに最新機種がありそのカメラを使ってモデル撮影ができます。ちなみに手持ちのカメラでの撮影は硬く禁止されてました。

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少しブース内を歩くとフジフィルムのカメラを使った写真家作品のギャラリーになっていました。この写真は風景写真で定評の相原正明さん。

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こちらの写真はぱっと見てすぐわかるHASEOさん。相変わらずの凝った作品です。

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続いてキャノンブース。ニコンと並び二強というだけあってブースも大きめです。

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撮影できるセットが複数用意されていて、最新機種で試し撮りができます。やはり写真は撮ってみないとわからないのでこういうブース展開になります。

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ニコンブース。手前は写真家によるセミナーブースになっています。

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ニコンのレンズ群。老舗メーカーということでシステムではNO.1といえます。

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今回見た中で感動したNシアター。D850の4Kタイムラプス動画でしたが4.5×3mの大画面に加え両サイドが鏡になっていて空間が広がりまさに体験に近い映像表現でした。

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写真家のアイテム紹介コーナー。こういうの好きです。

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ソニーブースのモデル撮影コーナー。この背面は別のモデルさんを使ったコーナーとなっています。

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ペンタックスリコーブース。業界としてはかなりマニアックなポジションとなってますが、Kシリーズは風景写真には定評があります。またRICOH GRシリーズも単焦点、広角レンズはいまだ健在です。

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今回発表されたのは、K-1 マークⅡ.手持ちでのリアルレゾリューション撮影ができるようになったそうです。K-1ユーザーは別途基板交換することで最新機能へのバージョンアップもできるそうです。

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三脚やバックのイタリアメーカー マンフロット。イタリアンデザインでカッコいいです。

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フィルターメーカーのマルミ。

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三脚メーカーのシルイ。ここの三脚を使ってますが、価格以上に機能性が高くとても中国製とは思えないできです。

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K&F CONCEPTブースでのセミナーは、写真家のHASEOさんのセミナー。すごい人だかりでした。写真とは裏腹に体格のいいワイルドな印象です。

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かなり注目を浴びていたDJIのドローン。実演では手の動きで認識し、コントロールもできるとのことでした。

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普及機もラインナップに加わりました。

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持ち運びも楽でますます広がっていくと思います。

今回初めてのCP+でしたが毎年来たくなる内容でした。カメラ好きにはおすすめです。



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by nichijou-raisan | 2018-03-04 18:02 | RICOH GRⅡ | Comments(0)

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山口県仙崎で育った詩人金子みすずの詩集です。多様性を歌った次の詩があります。

「わたしと小鳥とすずと」

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面をはやく走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音ではないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

生前512編の動揺を書き上げたみすず。明治36年(1903年)4月11日に生まれたみすずは山口県仙崎で少女時代を過ごし、二歳の時に父を亡くし、金子家は一件の本屋を始め、みすずは自然と本好きになりました。みすずはその後、自ら詩を書くようになり雑誌に投稿しました。みずずの童謡は23編も雑誌で選ばれ日本中に知られるようになりました。そんな時、昭和5年みずすは26歳という若さでこの世を去りました。

「みんなちがって、みんないい」

この詩の中にみすずの心の祈りが込められています。地球上のすべてのものに対する祈りです。



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by nichijou-raisan | 2018-03-01 21:35 | レバレッジリーディング | Comments(0)

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RICOH GR2の修理に板橋のリコーイメージング 修理サービスセンターに行ってきました。
今回は購入して二回目のセンサー部の塵の清掃です。

場所は東京都板橋区船渡という場所で埼京線の浮間舟渡駅(うきまふなど)から徒歩3分くらいにあります。
都内からだと割りと便利な場所です。

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オフィスビルの3階にあります。エレベーターを上がって左に向かうと入り口が見えてきます。
営業時間は土日祝休業の平日9:00~17:00までです。

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主要機種の展示があるので自由に触ることができます。
話題のK-1マークⅡも置いてありました。

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期間限定ですがK-1ユーザーはメイン基板のアップグレードサービスをするそうです。
買い替えも費用がかかるのでうれしいサービスです。実際これだけ払えば安価なカメラもう一台買えます。

さてメインの修理についてです。

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即日サービスメニューが壁にかけてあります。
今回のGR2のセンサー清掃は価格は上記にはなく、見積もり対応となります。
窓口で受付をして5分くらいたつとセンサー部の塵が3箇所あると言われました。
料金は、11,772円とのことでした。高いカメラですが毎回修正するのも大変なので即日修理で依頼しました。

一眼系は安いですが、GRは分解しないとセンサー清掃できないのでその手間が非常にかかるようでした。
購入して二度目なので毎年出るようだと出費も痛いところです。

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入って左側にあるレンズラインナップと右側はアウトレット品。
多少お得なものもありました。

ちなみに今回9時に預けて12時前には完了し、無事受け取りました。

フードも持っているのでフードを付けるなり今後の塵対策をしておこうと思います。


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by nichijou-raisan | 2018-03-01 07:05 | RICOH GRⅡ | Comments(0)