2008年 09月 07日
天命の暗号
「天命の暗号」 出口光(中経出版)
日本経営合理化協会の出版物を見ていて、ふいに出口さんの記事があり
興味を持ち、読んでみました。
なんとも意味深な題名です。「天命の暗号」
そもそも天命という言葉は良く聞きますが、それじゃー自分の天命は何か?
って聞かれても答えられない自分がそこにいます。
出口さんの言葉によると、いつも揺れ動きやすい「心」の領域と、不動の「魂」の領域が
一人一人にあるという。
そして、人生を通して不動の部分、一貫している部分を見抜くことができ、
その不動の部分を活かした仕事を始めると人生が変わっていくといいます。
それが天命にかなっていると表現してもいいと思います。
その天命は「嘆き」の中にヒントがあり、それが自分に与えられた使命だそうです。
嘆くのは、本質的には自分が求めてやまないからといいます。
この本は単なる成功哲学系のものかと思いきや、最後のほうでは「志」の大切さ、
維新の志士たちの生き様などに触れながら、人としてどう生きるのかについて
語っています。
本文より
「しかし、人生の宝は苦難の中にあるのだ。
あなたが勇気を持って自分の人生に直面し、心を鍛え天命に志すなら、
自分の運命は力強く好転し、そのあとには輝く世界が待っているだろう。」
「・・・古来より日本に脈々と流れる志に生きるという生き方のことである。
それらを実践してきた人たちは、歴史に名を残す残さないに関わらず存在
したし、今も人知れずもくもくと働いている市井の人たちの中にも存在する。」
by nichijou-raisan
| 2008-09-07 23:56
| レバレッジリーディング