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ポジティブイングリッシュのすすめ

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本田さんのお薦めです。

ポジティブイングリッシュのすすめ」 木村和実 (朝日新書)

この本は単に英語のコミュニケーション力をアップしようというより、
英語そのものの背景にあるコミュニケーション文化についての本です。

アメリカ人と話すとなぜか、エクセレント!とか、グレイト!とか、ナイス!
とか連発します。
また自分のことについて話すと、ひとつひとつこのような驚嘆をします。

日本では文化的に相手の意を汲むという作業をしますので、あまり口では表現
しないことのほうがやっぱり多いです。

人間として褒められた時どう思うか、やっぱり気分がいい。
その気分の良さは、相手への印象が良くなることにつながり、ポジティブな
会話へと繋がります。

木村さんは、ほめるは、会話の潤滑油だといいます。
話しのきっかけをつくり、堅苦しさや緊張をほぐすことにつながります。

ほめられた人は、自分にはいいものがある、自分はそれなりに大切な存在だと
思うことができ、それが自信を高めてくれます、とも。

私見では、異なる人種の中で生きている国ではお互いのバックボーンも違い
あうんの呼吸や、意を汲むといったことができず、お互いのいい部分を会話の中に
持ち出すことで、コミュニケーションを成立させていると思います。
もちろんすべてではありませんが。

ただ、お互いが心地よく暮らしていくための、智恵があると思います。

著者である木村さんの英語コミュニケーション五つの心構えがとてもいいので
列挙します。

1、カッコよく英語を話そうと思わない
2、間違いのない英語を話そうと思わない
3、和文英訳してから話そうと思わない。自分の言いたいことを映像でイメージしよう
4、頭の中の日本語のレベルを、もっとやさしいレベルに落としてそれを英語で伝えよう
5、日頃から、ニュースを聞いたり新聞を読んだりして、話題を提供できるように、
  かつ出された話題についていけるようにしよう

参考にしていきたいと思います。
by nichijou-raisan | 2008-08-11 22:59 | レバレッジ英語勉強法