2018年 09月 08日
陶都街並探偵団 岩村ウォーク
陶都街並探偵団、今回はNHK半分青いで人気の恵那市岩村町を散策します。はじめに訪れたのは恵那市山岡町の田んぼアート。小高い山を登ると一番田んぼアートが見られます。稲の刈り取りと同時に終了しています。
イワクラ公園の中の一番上にあるやぐらから良く見えました。この日は雨模様でしたので心配してましたが、運よく晴れてきました。
岩村町は岩村城の城下町として発展した町で、今なお当時の街並みが残っています。伝統的建造物群保存地区に指定されています。城下町に入るとタイムスリップしたかのような街並みが。
岩村の偉人、佐藤一斎の言志四録の言葉が各建物の玄関先に飾ってあります。もともと佐藤一斎は岩村藩家老の二男として生まれ、儒学を修め、70の時に昌平坂学問所の儒官となり、その門下生は三千人にも及び、佐久間象山、山田方谷、渡辺崋山や勝海舟、坂本竜馬、吉田松陰にも影響を与えました。西郷隆盛は島流しにあった際座右の書としたのが、佐藤一斎がまとめあげた「言志四録」でした。
お米やさんの前に恵那山麓サイダーが涼しげにありました。暑い日にはたまりません。
お米やさんの店構え。昔はこんな風景の中で暮らしていたんだなーと感心します。
岩村名物五平餅。いくつか五平餅のお店がありますが、ここは一番下のほうにある「あまから岩村店」さん。小さな団子状の五平餅です。五平餅にはお団子型と草履型があります。
いわむら美術の館(柴田家)。
明治時代の典型的な住宅形式で、建物内には岩村で暮らした画家 原田芳洲さんの作品などが展示されています。
店先に並ぶ野菜。
半分青いの中ではふくろう商店街といったので、ちなんだパネルがあります。よくある顔を出して写真に撮るというものですが、子供には人気です。
破格の値段??のついたとある店先。
和の趣のある街並みにコニファーとプランターが出現。もともとは植栽や緑もないところなの中庭とかでやってもらえれば街並みの違和感もないと思います。
岩村の街並みにはたくさんの食べ物屋さんがあります。五平餅と同じくらいカステラも有名で数軒あります。試食のできるところも多いのでまずはお店に入ってお気に入りの味を探すのも楽しいです。
左は五平餅に並ぶひとたち。ちょうどお昼時だったので混み合ってました。少し早めに入るといいです。有名なかんから餅屋さんも店内は満員で、売り切れてしまいました。数も限定されているので目当てのお店があれば早めがおすすめです。
こんな感じです。おいしい香りが辺りに漂います。
おへそストア。恵那にゆかりの商品がところ狭しと並びます。サイン類もおしゃれ。
ここでしか買えない商品も多いので新しい発見があるかも。
もともとは下のほうにあった「かめや」さん。カステラのお店です。内装は全面今風にデザインされています。
入ったところにあるかまど。ディスプレイにしても豪華です。
奥はカフェになっていて、テーブル席と写真の座敷席があります。こちらの座敷席が中庭に面していておすすめです。情緒があります。
こちらがテーブル席。足の悪い方はこちらがおすすめです。メニューもお手ごろ価格で今度入ってみたいところです。
そして中庭。コケもしっかり生えていてゆったりできます。
カステラ。お店ごとに違うのでそれぞれ楽しみです。
江戸末期の商家の勝川屋。書院、茶室、使用人部屋など豪勢な家です。写真の二階は娘さんの部屋だったそうです。奥に深い敷地で自然とのつながりもあって今でも住んでみたい建物です。
お蔵がありますが、現在は佐藤一斎を学ぶ「一斎塾」の事務所となっています。
歩いているとあちこちに半分青いコーナーがあります。
ファンには撮影スポットになっています。
江戸時代染物屋を営んでいた土佐屋。
奥には当時の染物工場がそのまま残っているので工程を学ぶことができます。
まちなみふれいあいの館。岩村観光案内所です。もともとは銀行だった建物を流用しています。
ここもやはり半分青い。
半分青いグッズコーナー。
岩村といえばの女城主で有名な岩村醸造。とても飲みやすい日本酒です。試飲コーナーも充実していて、ドライバーにもやさしいノンアルコールの甘酒を振舞っていただけます。子供にはソフトクリームがあります。
明智鉄道とのコラボ商品。
半分青いにちなんだコラボ商品。
こちらが岩村醸造の外観。ソフトクリームが目立ちます。
通りの中ほどにある岩村振興事務所内にあるドラマセット。これは実物のアーケードです。
こちらも看板としてドラマに出たものです。時代を感じます。
この日は暑かったです。ちなみにこの通りは生活道路にもなっているので結構な車の通行がありました。ちょうど日曜でしたが、できれば子供でも安心して歩けるよう歩行者専用の日か時間帯を作ってもらえるとありがたいです。
伝建地区の指定をとる前だったかもしれませんが、コンクリートの店舗が一段と違和感があります。せめてフロント部分は改修して街並みの連続性を作ってほしいです。
明智鉄道のいわむら駅。昔なつかしい駅舎です。
こういった駅や鉄道を維持する意味でも、皆で乗る努力をしなければです。
岩村には枡形が3つあります。枡形とは敵に攻められた時にスピードを落とすために道が少し曲げられています。城下町に多いですが、通常の街道にもありますので注意してみるとおもしろいと思います。
お昼ごはんに入った岩村駅前にある「かわい」さん。和食のお店で中も広く離れの座敷がいくつもありました。団員の人数が多かったので離れの座敷になりましたが、料理もおいしく満足の岩村ウォークでした。
by nichijou-raisan
| 2018-09-08 18:39
| 街歩き