商店街はなぜ滅びるのか

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「商店街はなぜ滅びるのか」 新雅史(光文社新書)

小さいころの商店街は今どうなったのか、約40年前の記憶にある商店街が
今なおそのまま維持されているのはまれかもしれません。

この本は商店街の歴史をさかのぼり政治や社会構成の中でどう変化してきた
のかについて詳細に記述されています。

政策としての自営業者層の保護が結果、商店街の圧力団体化を即し、消費者
不在の既得権益をめぐる戦いになったこと、またその背景としての政治票に
大きく関わっていたことも保護を助長した要因です。

消費者目線の流通改革により消費者はより安く商品を購入できるようになり
ました。ネット販売も同様です。
ネット販売もまた、薬品などの一部商品の規制問題が発生しましたが、
消費者の望むもの、メーカー、流通、小売店の求めるものがうまくバランス
しなければなりませんが、車所有や、配達の迅速化によりますます商店街
離れが進むのはなかなか止めようがありません。

買い物難民と言われたり、地域の住民間のコミュニケーションの場の不足など
解決する手段としての商店街ないし、地域に位置づくモールが必要になって
くるかと思います。

とある地方のデパートでは地域活動の場をデパートの中に設置したり、
ある喫茶店では、地域活動に無料で開放したり、集う場の整備、集う場と消費の
場のリンクがこれからの地方を元気にしていく起爆剤になるのではないでしょうか。

情報化社会の今、同じものなら、ネットを介して安く買える時代の、小売店、
商店街の役割はこれからもチャレンジが続きます。
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by nichijou-raisan | 2016-03-12 18:21 | レバレッジリーディング | Comments(0)