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陶都街並探偵団「駄知ウォーク」

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陶都街並探偵団「駄知ウォーク」に参加です。
土岐市駄知町は美濃焼きの産地で製陶会社も多く、町のあちこち
に点在します。

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最初に訪問したのはすりばち館。

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マルホン製陶所さんの運営する「すりばち館」です。
すりばちの生産量で全国60%のシェアを誇る製陶所さんが
当時の窯や作業場を展示場、販売所として作られたものです。

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テレビ取材もよくあり、遠方からの来客も多いようです。
すりばちと言っても、馴染みがあるものの地元で生産していること
に驚きです。

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館内は無料で開放されているので気軽に入れます。
すりばちの種類から窯道具まで展示されています。

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建物内の奥行きが深く当時使っていた古道具もまたいい味です。

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焼き物はタイル含め全般的に輸入品とのせめぎあいのぶ分がありますが
日本の文化に適したすりばちは食の風景としてこれからも残っていって
欲しいものです。

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こちらは販売所。
いろんな種類のすりばちから、茶碗、湯のみまで陳列されています。

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器は手に持った触感の違いもひとそれぞれで好みで買うと愛着
もわきます。

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これは陶器の成形機で石膏型に入れた土を、コテで上下しながら
形状を作ります。

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生生地を乾燥している風景も。(展示です。)

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決して華美ではないですが、生活の器の素朴な感じがいいです。

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エントランス近くにある炭窯。

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当時のものがそのまま展示されているそうです。

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すりばち館を出て歩いてみると、四角いタイル状のものが天日干しされ
てました。聞けば、電気炉の耐火物だそうです。
趣味用の電気炉の専門メーカーがあり納めているとのことで、はじめは
タイルかと思いましたが、驚きです。

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町の建物にもタイルがよく使われています。
デザインも一巡するとレトロ感があります。

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木製の建具とタイルの組み合わせもまた味わいがあります。

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こちらの建物は、駄知商業協同組合です。
現在はアートギャラリーとして陶器の展示で使われています。

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ツキイチギャラリーは月に一度だけ開廊する若手陶芸作家さんの
ギャラリーです。

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建物のレトロ感もあり雰囲気も味わいが。

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内部のギャラリーは器がメインですが、こうした置物もあります。
ほっとする作品です。

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けっして多くはないですが、ゆったりと選べます。

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自分の手に馴染む器探しも楽しいです。

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照明の笠も陶器。

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カフェコーナーもあります。
昔なつかしい学校の机と椅子。

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ちょっとしたしつらえも素敵です。

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引き戸も動かすとキュルキュルという音。
すりガラスのデザインもまたいい雰囲気です。

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続いて向かったのは、酒造メーカーの千古乃岩酒造さん。

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ちょうど年末に向けて搾った後だそうで、これからは出荷に大忙しとの
ことでした。

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日本酒で使われるお米は専用で作られるそうです。
専用米なので特定の農家さんからしか買えないようです。

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日本酒にまつわるお話をいろいろ聞かせていただきました。

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千古乃岩さんの大吟醸は特に、香りもたって、ぬる澗がおいしいそうです。

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後継者の中島さん。
短い時間ですが、熱のこもった日本酒のお話勉強になりました。

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店頭では試飲会場に・・・。

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最後に訪問したのは、自動車販売、修理会社の中根モータースさんが
平成24年5月にオープンした駄知旧車館です。

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メディアにもたくさん出ていましたが訪問するのは初めてです。
想像以上に内容も充実していました。一見の価値ありです。

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もともとは社員教育、技術研鑽のために旧車のレストアをしていたものを
地元貢献のためにギャラリーにしようと始めたのがきっかけだそうです。

写真は日産グロリア。

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20数台ほど展示されていますが、どれも驚くほどきれいです。
パテなどで仮のものではなく、完全にレストアされているそうです。

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往年の名車たちが並びます。

写真はトヨタクラウン。

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マツダ T600。

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これからレストアされるサニートラック。

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ここにある車はオーナーさんから好意で提供されたものが多いそうです。
自社の技術で街づくりに貢献する志に感服です。

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トヨペット コロナ。

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地元のおかげで商売をさせていただき今日まであると語る会長は
本当に車好きで一台一台ストーリーを語っていただきました。

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テレビなどのメディア取材もあり、遠方から来られるお客さんも多いそうです。
地元に人が訪れれば、それだけで活性化の一助となります。

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建物建築にあたっては地元有志の方々からの寄付の材料も多く使っている
そうです。高い志に人は共鳴します。

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ゆったりとした休憩コーナーが何箇所もあり、オーナー夫妻からたっぷりのお話と
飲み物をごちそうになりました。感謝です。

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身近ですが知らない町の魅力がたくさんあります。
駄知町おすすめです。

写真はカクサ別邸のライトアップ。一年に一度だけ紅葉シーズンにライトアップ
されます。今年は11月14、15の二日間のみ開催。
by nichijou-raisan | 2014-11-16 04:05 | RICOH GR