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as it is

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千葉県の山あいにひっそりと佇むmuseum as it is。
骨董で知る人ぞ知る坂田和実さんの私設美術館です。

今回の展示は、陶芸家内田剛一さんのコレクション展。
内田剛一さんといえば白い器が有名です。

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都内から車でざっと2時間はかかります。
周辺は林となっていて、とてもいい雰囲気です。

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坂田さんは骨董ではなく、古道具屋を目白で営んでますが、その目利き
たるや常人を逸してます。鑑識眼がするどい人です。
いつしかお店をのぞいた時、坂田さんとお話する機会がありました。
深く洞察される方だと強い印象が残った記憶があります。

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建築は中村好文さんによるもので、和風でありながらもバランス感覚の
よいモダンなデザインでもありました。
写真は中庭から見たところ。

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中庭に近いところにはカフェコーナーがあります。
大きなスライド窓で出入りします。実はこの窓の高さは少し低くなってます。
腰をかがめなければなりません。室内から見たときの光の加減からなのか
領域感を出すためかわかりませんが、身体感覚に響くものがありました。

入館料でコーヒーを飲めるようで、素敵な器でほっとした時間をいただきました。

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ひとつひとつの調度品に味わいがあり、またその配置にも気配りが
あり、坂田さんの感性を感じます。

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窓枠のディテール。
こんなところにもこだわりを感じます。

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アルミの柔らかなフォルム。

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庭のベンチとテーブル。
アンティークの味わい。

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外部とは竹のスクリーンで境界が作られてますが、風と光を通す工夫が
あるので、非常に柔らか。

少し遠いですが、洗練された世界が広がります。
茶室もあってこれもまたすばらしい。おすすめです。

museum as it is

GRⅢモノクロ設定
調色:ブルー 彩度-1 コントラスト:+2 シャープネス:+1
by nichijou-raisan | 2011-08-21 01:10 | GRⅢ