日常礼讃BLOG

nichijour.exblog.jp ブログトップ

<   2016年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

「佐藤オオキのスピード仕事術」佐藤オオキ

b0119493_15513976.jpg


「佐藤オオキのスピード仕事術」 佐藤オオキ (幻冬舎)

nendoの佐藤オオキ氏の仕事術です。
常時400くらいのプロジェクトが同時進行するためのノウハウですが
普段の仕事の中でどう頭を切り替えるかについて参考になります。

仕事の管理には、NOW、LATER,MAYBEという三つのフォルダに
分けます。
NOWは三日程度で終わらせるもの、LATERは切迫感はないけど
放っておけないもの、MAYBEは暇な時間があったらすることです。
優先順位です。
またこれをするにも、バッファとしてのスケジュールの空きを3割程度
つくるというのも参考になります。
どうしても忙しいと空いた時間を埋めていってしまいますが、そうなる
とまったく身動きが取れません。

またプレゼンの極意は、相手を説得するのではなく、相手に納得
してもらうことだといいます。プレゼンの見せ方や技術ではなく、その
芯となる発想が問題ということです。

佐藤氏はクライアントにとってよかれと思うことをどんどんやって
いくことが、結果的に仕事の領域を広げることにつながっていると
いいます。クライアントの目的を達成するために、期待を超えていく
こと、これはどんな業界にも通じます。

今や世界から引っ張りだこの佐藤氏の発想、仕事術、おすすめ
です。
[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-27 15:01 | レバレッジリーディング | Comments(0)

「天才」 石原慎太郎

b0119493_143485.jpg


「天才」 石原慎太郎 (幻冬舎)

石原慎太郎氏が描く田中角栄物語です。

戦後日本の政治家として最も果たした役割が大きかったといいます。
日本の行く末を考え、今に世界の中で戦っていくか、日本の発展を
設計するか、そんな視点の大きな政治家の群像です。

日本が新幹線で地方と都市部が結ばれ、なぜここまで高速に接続
していかなければならないのか、海外に行くほど不思議に思って
ました。
アメリカのアムトラックのゆったりとした鉄道の旅をしてみると、過密
な日本でなぜあくせく移動するのかを考えてしまいます。

日本の生産力を高め都市集中による生産力低下を防ぐため、高速鉄道
や高速道で地方と都市をつなぐことで機能の分散をし、国土の発展を
させます。

この計画の大半は田中角栄が始めたことです。

アメリカの陰謀など政治家としての生命が絶たれたこともありましたが
中国国交正常化を成し遂げたるなど当時の日本の政治家としては群を
抜いていたそうです。

いかに政治家としての野望、日本の発展のために、どう動くか、そして
人をどう動かすのか、人生から得られた哲学を見極めることのできる
人だったと思います。
[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-27 14:17 | レバレッジリーディング | Comments(0)

「荒野の庭」「夏の流れ」丸山健二

b0119493_15521942.jpg


「荒野の庭」 丸山健二 (求龍堂)

小説家 丸山健二氏が晩年を庭づくりに注いぎ、その庭の写真と
文章という内容です。

庭の花と向き合いながら、ある種の悟りに似た境地に入っている
と思います。

「人は花に咲けと言う。花も人に咲けと言う。」

花の色、形がその花の個性であるのなら、人も形は見えないが
色、形に相当するものがあるはず、きっと自然を見つめることで
見えてきた哲学的な言葉の数々。

あまりに研ぎ澄まされた言葉と写真が語りかけてくれます。

b0119493_13491428.jpg


「夏の流れ」 丸山健二 (講談社文芸文庫)

第56回芥川賞を受賞した「夏の流れ」を含む短編集です。
「荒野の庭」を読んで丸山氏への興味から読んでみました。

死刑囚と看守を描いた作品ですが、淡々とした文章ながら、読むほどに
描く人に没入していきます。

心理描写の鋭さは特筆すべきものがあります。

他の物語もまた丸山氏の独特のタッチで描かれる深い表現にあふれて
います。
[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-27 14:01 | レバレッジリーディング | Comments(0)

土門拳 写真論集

b0119493_1853819.jpg


「土門拳 写真論集」 田沼武能 編(ちくま学芸文庫)

戦後日本を代表する写真家 土門拳のこれまでの文章がまとめられた貴重な
本です。たまたま書店で見つけた本ですが、2016年1月10日に発売された
ものです。

土門拳の作品としては「古寺巡礼」があります。
地元岐阜県多治見市にある永保寺にも、昭和37年に訪れ撮影しています。

この写真論集は前編の写真講評と、後編の評論エッセイという構成です。

前編は土門拳がカメラ雑誌のアマチュアカメラマンの作品の講評をしていた
時のもので、氏のとらえる写真のあり方、物事のとらえ方などまなざしのする
どさを感じます。

以下抜粋です。

【モチーフ】
「大事なのはモチーフではなくて、モチーフへの感動そのものである」

「・・・とすれば本当に大事なのは感動そのものではなくて、その感動を一枚
の写真として適格に打ち出すところの写真的実践である、ということになる」

「ものを記録する眼としてのカメラの機能は、同時に作者たる撮影者の感動の
記録でなければならない。何に感動したか、、何を伝えようとしたかは、結局
モチーフの発見にかかわってくる。それはあくまでも自分自身の感動と発見
でなければならぬ。」

「モチーフとうものを媒介にして自分の心情を吐露するということになる」

「モチーフと自分とのかかわり合いのなかに、写真を撮る意義があるという
ことになる。・・・そのときのカメラの機能は、たんなる記録の手段ではなしに
表現の手段として使われているということになる。」

「モチーフを発見して、そのモチーフの一番魅力的な性格のはっきり出た
そういうカメラ・ポジション、カメラ・アングル、シャッター・チャンスをちゃんと
つかまなくちゃいけない」

「モチーフの本質的な意味、あるいは状態を知らなければ、いつ撮るか
ということはわからないし、決定的瞬間も想定できないことになる」

「僕は小さな手帳を年中ズボンのポケットに入れている。そして電車の
中や喫茶店の中で頭に浮かんだモチーフは、すぐその場で書き留めている」

【カラー写真】
安易に撮影できる技術革新の時代の中であえてその危険性について
引用しています。

マルチン・ムンカッチ
「カラー写真の極意はいかに色を写さないかということにある」

【リアリティ】
「作品のリアリティすなわち感銘というものは、鑑賞者の頭にではなしに
眼に直接的に感覚的にくるものでなければならない。」

「リアリズム写真の第一歩は、先ず空模様を見るというところから
始まる」

「つまり対象に直結したところにリアリティが発生するのではなく
見せるもの、ということが意識されて処理されたところに、初めてリアリティ
が生まれるのだ。」

【風景写真のこつ】
「この重心、あるいは地平線を上におくか下におくか、つまり画面内に
おける据えかたが風景写真のコツとなるのである」

「風景写真は・・・何であろうとヤマというものがなくてはならない。
ヤマとは何か、それはヒューマニティである。」

【アマチュアカメラマンに対して】
「カメラは常に、自分の生きた実証として、性格記録として活かされるのが
一番正しいあり方であると思う」

「・・・自分と他人、自分と社会とを結びつける方向に生かすべきである」
(ある写真家に対して)

「いつも第三者的な、傍観者の目で対象を見るという常識的な、ありふれた
方法を捨てて、みずから対象と同じ次元、同じ場の中に飛び込んだ、同じ
行動者として仲間入りをするいわば対話者、協同者といった二人称的な
視点を自分のカメラに持たせることが、今後の一つの課題である」
(ある写真家に対して)

「その大事なシャッターチャンスを逃さないようにしながら、なおかつ画面
を意識的に処理し切るというところへ踏み出さなければだめである」

「写真は作者のものを見る目を示す。」

「写真はいわば即戦即決的にその場で勝負を決めなければならない。
これが写真の宿命であり、他の表現手段を用いるジャンルにない
写真唯一の美点であり、特徴でもあるのだからその点は十分活用
すべきだね」

「つまり写真を撮るとは、永遠の中の一瞬を切り取ることである」

【プロカメラマン】
「プロは私的関係に発して撮ることがない。つねに必ず社会的な理由に
発して、特定の個人を対象とし、その社会的な理由に裏打ちされて
カメラアングルなりシャッター・チャンスなりを決定して撮る。
・・・ある普遍的な人間性をえぐりだすという任務を持つ」

【原点】
「何事にせよ、生まれて初めての経験に臨むように望むことだ。
微妙にして美しいものにひかれるこころを養おう。それは自然のすみずみ
野の花、流れる雲にある。人間ならば含羞のひとにある。」
[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-14 22:39 | レバレッジリーディング | Comments(0)

土門拳

b0119493_17591110.jpg


最近、写真家土門拳の著作集を読んでます。
写真に究極のリアリズムを唱えた土門拳の作品群の中でも等身大以上に
拡大した古寺巡礼のシリーズはまさに本物以上の迫力で見せてくれます。

著作集の中では、見る写真の中に、リアルさを伝えるまなざしがあることに
驚きがあります。

音や動画ではない、静的な写真という二次元の世界にいかに見る者に感動
を伝えるか、そこに土門拳のリアリズムがあります。

山形県酒田市に氏の美術館があります。

土門拳記念館。建築は谷口吉生、彫刻はイサム・ノグチというまれにみる
美術館です。

作品の数々を見られる貴重な場所でおすすめです。
[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-11 18:06 | RICOH GRⅡ | Comments(0)

tokyo

b0119493_081496.jpg


仕事で東京出張した時にぶらりと歩いた表参道の風景。

b0119493_091857.jpg


昔近くに住んでいたこともありなんとなく肌にしみた街です。

b0119493_0102736.jpg


学生時代を過ごした街は東京への憧れ、自分に起きた感情などなど
想起してきます。

b0119493_0112720.jpg


表参道は少し来ないだけでも変化していたりするので変わっていく表層部分と
記憶の中の街の姿が交錯します。

b0119493_0123580.jpg


表参道に面するモダンな建築と裏路地に入ると心地よいスケールの小道が
アンバランス感もあるものの魅力になっています。

b0119493_013584.jpg

[PR]
by nichijou-raisan | 2016-02-01 00:14 | RICOH GRⅡ | Comments(0)
line

出会いに感謝


by nichijou-raisan
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite