日常礼讃BLOG

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空の旅

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仕事でイタリアです。
飛行機からの眺めは普段見れないので国内線含めいつも窓側の席です。
高度1万メートルから見上げる宇宙は近いです。

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カメラの露出ではどうしても雲の白さからアンダー気味になり空の色が濃くなりがち
ですが、深いブルーもまた好きです。

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名古屋からボローニャへ行くには、ヘルシンキ経由でミラノに入って、陸路で向かうか
フランクフルト経由でボローニャに入るかです。

最近はヘルシンキ経由を使っています。
写真はヘルシンキ上空です。水と緑のフィンランドです。

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ヘルシンキ ヴァンター国際空港。
非常にコンパクトな空港で乗り継ぎも楽です。

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今回初めてでしたが、飛行機の故障で別の機体へ乗り換えでした。
若干時間がとられたものの、無事飛んでよかったです。

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ヘルシンキからミラノの経路にはスイスを跨ぎます。
アルプスが見れます。雲よりも高い山々。

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いつか登ることがあれば雲の上まで行ってみたいものです。

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by nichijou-raisan | 2013-09-25 00:50 | RICOH GR | Comments(0)

RePUBLIC 公共空間のリノベーション

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「RePUBLIC 公共空間のリノベーション」 馬場正尊+OpenA (学芸出版社)

東京R不動産ディレクターを務める馬場さんの著作です。

公共というと硬いイメージで殺伐とした感がありますが、馬場さんの取り組みは
まさに公共に新しい「価値」や「意味づけ」を問いかけるものです。

公共には三つの定義があるといいます。

ひとつは、official。これは行政が行う活動や管理的な業務。
もうひとつは、common。これは住人が共有で持つ空間。
最後にopen。これは誰もがアクセスできる空間。

かつての日本では曖昧な空間が存在していました。

が、現在は私有の時代であり、そうした空間がそぎ落とされているといいます。

「その空間は誰のものなのか、ではなく、誰のためにあるのか」

今始まっているのは、公共の中に民間を採用する流れです。
渋谷の宮下公園ではフットサル場が整備されたり、上野公園にスタバが建設
されたり、新宿の路上にオープンカフェが運営できたりするのです。

これらは皆、一方で社会問題化している空間を民間導入により安く安定的に
管理運営することも含まれており、行政、住民、企業ともにメリットを享受する
新しい仕組みが導入されているといえます。

公共を取り戻す、そんな馬場さんの価値革命溢れる内容でおすすめです。
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by nichijou-raisan | 2013-09-23 19:51 | レバレッジリーディング | Comments(0)

中秋の名月

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2013年9月19日。

中秋の名月です。

明るくとってもきれいでした。
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by nichijou-raisan | 2013-09-23 19:30 | K-5 | Comments(0)

これからの日本のために「シェア」の話しをしよう

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「これからの日本のために『シェア』の話しをしよう」 三浦 展(NHK出版)

シェア型消費が今後増えてくるといいます。

シェア型とは何かといえば、消費する対象を仕分けし、必要なものは共有するが
あまり必要のないものは共有や共同利用で済ます、またはレンタルしたり、中古を
買ったりすることです。

ただシェアといっても、これからはシェアすることで新しい価値が生まれる場合が
ありえるということだそうです。

いわゆるシェアハウスが増えている背景には、経済的な理由ではないといいます。
居住者は成熟した単独世帯で、普通の一人暮らしに飽き、良質な体験を求め
住居のデザインや品質にも刺激を求める人だそうです。

現代のシェアハウスは自室から出たくなる仕掛けが施されてあり、自然とコミュニティ
が育成できるようにしているそうです。

シェアハウスが増えている要因に、独身未婚女性の増加があり、なんと統計では
シェアハウス住人の7割が女性とのこと。
つまりシェアハウスは既存の賃貸物件に不満を持った女性のニーズに応えたという
ことです。

居室の充実と、キッチンなどの共有空間の充実が今までにない満足をもたらして
いるということです。

シェアハウスのいくつかのメリットは、

・デザインナーズ家具が置かれている
・充実したキッチン
・広いバスルーム
・共有リビング
・共有の空間(ジムや屋上など)

また、直接外部に接していないのでセキュリティーがよく安心である面もいいそうです。

日本で進んでいるシェアの事例には、オープンガーデンがあるそうです。
長野県の小布施町ではオープンガーデン運動が10年くらい続いています。

自分の庭を開放して楽しんでもらう。これは住民だけでなく、観光としても開かれており
観光スポットにはない、町の楽しみ方のひとつとなっているそうです。

これからの住宅開発は、売るだけでなく、売った後も景観をよくしたり、コミュニティづくり
を手伝ったりする新しいビジネスの時代といえます。

先日とあるセミナーでお聞きした、「モノからコトへ」というキーワードもぴったりと当てはまり
ます。モノを売れば、終わってしまうが、コトを売れば、永続的に繋がると。

こうしたシェアに見る現代日本人の要望に応える新しい形を考えていかねばならない時代です。
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by nichijou-raisan | 2013-09-09 12:37 | レバレッジリーディング | Comments(0)

探偵団加子母

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陶都街並探偵団 in 加子母です。
今回は中津川市の加子母に建築探索です。
参加者は15名。土岐から中津川まで中央道を通り257号で向かいます。

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明治27年に建築された加子母の明治座です。
このエリアだけでも他に5つの地歌舞伎が上演される芝居小屋があります。

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1年に1回歌舞伎が上演されます。
今年で41回続いているこの地方にとって代々受け継がれる伝統行事とも言えます。

いわゆる入場料は決まっていません。
ですが、受付のところで寸志のような形で払います。
昔ながらの五平餅やほうばずしを買って中に入ります。

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コの字型で二階席もありますが、混雑していてすべて満席でした。
30分前に着きましたが、いい席は1時間くらい前には来ていないと難しそうです。

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いよいよ始まります。
定式幕という、よく見かける幕です。

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4幕の構成で午前の2幕は地元の小学生によります。
題名「元禄花見踊」。
動きもかわいく華やかでした。

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続いて「菅原伝授手習鑑」。
こちらは地元の中学生によります。

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演者の身振り手振り、発する声、音、小さな舞台で繰り広げられる世界は、観客
を別世界に引き込みます。

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午後は時間がなく見ることができませんでしたが、伝統が守られることはどこの
地方でも大切な心のよりどころだと思いました。

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加子母川。
雨天で増水してましたが、場所によっては鮎釣りをしている人もぱらぱらといました。
豊かな自然に囲まれています。

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続いて向かったのは、ふれあいのやかた加子母。
林業の盛んな加子母の木を学ぶ公共施設です。毎年関東の大学生が訪れ
泊り込みで木に触れ、学ぶそうです。日本の限られた資材を生産地で学ぶ、
すばらしい教育です。

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中津川市の職員の方に今回は案内していただきました。
地元への熱い思いも感じました。

写真のやぐらの柱はひとつが杉、もうひとつがヒノキです。
どちらがどちらをいわれてもわからなかったですが、ヒノキは柔らかく若干ピンク
がかっており、粘りがあるので木のひびも小さく細いそうですが、杉は硬いため
いくぶん大きくひびが入るそうです。

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こちらはかの有名な安藤忠雄建築研究所による設計の加子母ふれあいコミュニティ
センターです。平成16年に建築された木造の公共施設です。

デイサービスやキッズルーム、ホールなどがあり活用されています。

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全体に壁がなく柱だけで明るく開放的なデザインです。
現場を訪れた安藤忠雄が考えたのが大屋根の開放的なコミュニティー活動の核
施設でした。

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床には楢材が使われ、柱や張りは地元の木材の集成材が使われました。

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天井にはトップライトが設けられていました。
三角形がひとつのデザインコードになっているのでしょうか。

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続いて木造の大型建築である加子母小学校です。
半円を描く独特の建築で瓦のカーブがきれいでした。

少子化が進んでおり、今は空き教室も多いそうですが、なんとか地元の林業を
盛り返しこういった地方も元気になって欲しいものです。

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国指定天然記念物の「加子母大杉」。
樹齢はなんと1000年近いそうです。枝がふつうの木くらいあります。
大きさにはびっくりです。

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人口はわずか3000人あまりの町ですが、林業を中心にいろんな方が協力して
事業を推進しています。地域振興とひとえに言っても、熱く情熱をもって動ける人
が火付け役となり進めていけば、こうして官まで巻き込めます。

加子母歌舞伎が上演されている明治座はクラシックコンサートも開催されるそう
なのでまた行ってみたいところです。
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by nichijou-raisan | 2013-09-09 00:26 | RICOH GR | Comments(0)

「クライン ダイサム アーキテクツ」

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星野リゾートが運営する、リゾナーレのリーフチャペル、ブリラーレ、ツタヤT-SITE
などの建築設計をされたクライン ダイサム アーキテクツです。

クライン ダイサム アーキテクツ」 TOTO出版

伊藤豊雄建築設計事務所で働いていたアストリッド・クラインと、マーク・ダイサム
の二人が独立してできた建築設計事務所です。

実際の建築を見て感じたことが、なるほどというくらいわかる彼らの自書になります。

「わくわく感」。

これがクラインダイサムアーキテクツを理解する上でのキーワードです。
普段とは違う使い方をする中から新しい発想が生まれるといいます。

彼らの建築は非常にインパクトもあり、これまでにないデザインで圧倒されるわけですが、
その先に垣間見させるものは、その場所にしかない魅力です。

例えばリーフチャペル。

時期によってチャペルを使ったコンサートがありますが、ドームを閉じてスタートし、途中
ドームが全開になります。

そこで現れるのは、小淵沢の豊かな自然。

ドラマティックな演出は感動を引き出します。
このドームは通常の挙式でもこういった方式で使われるそうです。

本文より抜粋。

「建築が建ったということは決して完成を意味するのではなく、その半分にたどりついただけである。

もっといえば、

そこに人々が訪れて化学反応が起こって初めて、建築は生命を得たことになるのだ。」

建築が単なるオブジェや建築家の自己主張のためではなく人との関わりで初めて
完成形に近づくという発想です。
表面的なデザインの奥に隠れた、デザインの可能性を感じます。

クラインダイサムアーキテクツの言葉。

1、サプライズ

驚くことはいつも新鮮で楽しい。このわくわく感を大切にしている。

2、ノースタイル(スタイルを持たない)

常にサプライズを探しながら、クライアントとの対話から生まれるレスポンスなので
毎回違ったデザインになる。

3、ディスプレイスメント(環境の置き換え)

土地の人が気づかない隠れた魅力に気づいて面白く展開することの楽しさがデザイン
ワークのスタートになっている。

4、ノーバウンダリーズ(境界線は見えない)

建築とインテリアとプロダクトデザインの境界はほとんど見えません。

5、状況をデザインする

みんなの仕事の環境やどういう雰囲気の中で仕事をしたいとかそういうソフト面をデザイン
することです。

6、ソーシャルレスポンシビリティ(社会的責任)

楽しみ方をちゃんとわかるように提案する責任が建築家やデザイナーにはあると思います。

7、色はツール

カラーの扱いもソーシャルレスポンシビリティだと思います。
カラーは楽しいものを作るために重要な要素です。

8、グラフィック

カラーもグラフィックもひとつのツールです。

9、ユーモア、ウィット、そしてスマイル

人ってスマイルするといい気持ちになります。
スマイルによってどんな小さいことでも思い出になるんです。

10、ぴったりな感覚

クライアントが一番面白いと感じたポイントや、気になったスケッチの中から引っ張って
いってきれいなものに仕上げて行く。

11、強いアイデアだけ

私たちは、何かひとつに絞りこんでいく。ワンアイデアをクリアに見せること、それをわか
りやすくするために一点に集中することが重要なんですね。

12、コラボレーション 信頼すること

私たちは、ほかの会社と協働したり、境界線を越えてさまざまな分野のクリエーターたち
とコラボレーションすることが、サプライズにつながることを経験してきました。

13、建築が語る

ぱっと見てわかりやすいこと、建築と人とのダイレクトな関係についてはKDaではいつも
意識していることですね。

14、インスピレーション 天から降ってこない

インスピレーションというのはプロジェクトをもらってからや課題をもらってから出てくるの
ではなくて、実はそのずっと前からアクティブに情報を集めていないと出てこない。

15、レガシー 何を遺すか

私にとっては、そういう小さな思い出の積み重ね、それが一番良いレガシーだと思います。

16、都市の時代

私たちは東京とい都市からさまざまなインスピレーションを受けています。常に何かが新し
い「東京」で活動することが一番重要なんですね。

17、何事も経験

プロジェクトを考えるように、どんな問題点があって、理想に近づけるためにどうやれば
いいのかを考えて、一歩踏み出してやってみようとしたんですね。
いろんなハードルを一つずつ乗り越えていくうちに、ビジネスのことがわかってきた。

18、コマーシャル

これからライフの豊かさをもっとみんなが意識するようになると思うんですね。
コマーシャルな施設も今までのものよりもっと豊かな環境を提供しなければならない
方向になってきているのではないかと思います。

19、東京

日本はだんだん公共建築や大規模なプロジェクトがなくなっていますが、でも、斬新な
ものを好むスピリットは変わらないと思うんですね。

20、20

建築家がその場所の魅力に気づいた人のライフに合った空間や環境を提供することで、
自然に人のつながりができてくる。


デザインというと見た目のデザインと思われがちで、建築家も自己主張のようにだけ捉え
られがちな面がありますが、時代を読みクライアントにサプライズを届けるデザイン、
そして発想力とても勉強になります。
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by nichijou-raisan | 2013-09-04 20:36 | レバレッジリーディング | Comments(0)

シェア時代

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先日宿泊したグラフィーネズ。ソーシャルアパートメントというシェアハウスですが、
そこにホテル機能がつき、住人外も含めたコミュニティの場を作り出すための仕掛け
となっています。

普通のホテルだと本来出会う場面でない場面で出会う、話す機会を意図して作られ
ているといっていいと思います。

現代の家族の背景、都市社会の背景からすれば必然的に生まれてきたとも言えますし、
物余り時代、なんでも所有することだけが豊かさではないというライフスタイルが
始まっていると思います。

昔もフロ、トイレ共同のアパートとか、大家さんのいる下宿とか人が触れ合う場があったと
思いますが、時代を超えて現代版の共同アパートが登場してきたのかもしれません。

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人とのつながりがデザインされたソーシャルアパートメント、これからもさらに増えて
いくのでしょう。デザインでできること、大きいと思いました。
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by nichijou-raisan | 2013-09-04 01:01 | RICOH GR | Comments(0)
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出会いに感謝


by nichijou-raisan
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