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地ブランド

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地ブランド」 博報堂地ブランドプロジェクト編 (弘文堂)

仕事の関係で手に取った本です。
地(じ)ブランド。

地ブランドとは、地域を「ブランド」にして、日本を変えていこうということ。
行き詰まった個人主義、社会システムの機能不全。

地域をブランド化することで元気にしていこうという取り組みです。

この本ではブランドとはそもそもどういうことなのか、
強いブランド作りの秘訣、そしてコンセプトの作り方、作るためのリーダーの
あり方などなど具体的な内容が紹介されています。

街づくりのプロだけでなく、NPOなどで今後活躍していきたいと思っている人
に読んで欲しい内容です。

団塊の世代の大量の人口移動による経済は今後衰退していくと予測されています。
こうした中で生活の質そのものが見直されつつあります。
昔ながらの田園で生活するスローライフ、田舎暮らし。

地域をブランディングすることで見えてくる、自信と誇り。

今のような時代だからこそ、人と人のつながり、人と地域のつながりが
大切だと思います。

ブランディングというと商業じみた印象がありますが、地域の魅力を再発見し
誇りと愛着のある暮らしを実現するものです。

ひとつの切り口としておもしろいです。
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by nichijou-raisan | 2010-12-27 14:19 | レバレッジリーディング | Comments(0)

デフレの正体

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デフレの正体」 藻谷浩介 (角川oneテーマ21)

デフレについての本です。
といっても、現状はこうだこうだという内容ではなく、ほとんどの人が漠然と
勘違いしているデフレ感というものを覆してくれる内容です。

ビジネスに携わる人、生活者、これからの日本経済の行く末を知る
ひとつのきっかけになると思います。

著者の藻谷さん(モタニ)は政策投資銀行の地域振興グループに所属しており
地域振興について深い洞察のある方です。
国内市町村だけでなく世界59ヶ国を自費で訪ねるほどの情熱家です。

さて内容ですが、少子高齢化といわれつつも、なんとなくしっくりこない面がある
人が多いのではと思います。

日本が生き残っていくには、フランスやイタリア、スイスの工芸、家具などの
軽工業製品でブランドが作れるかどうかだといいます。

また街づくりでいけば、パリの街並みよりも資産価値の高い中低層の街並みを
東京や大阪につくれるかどうか。
世界中から本当の金持ちや資産家が集まって住んで消費しているのは、
パリやスイス、カリフォルニアなどの低層の高級住宅街、ショッピング街だそうです。

海外だとリゾート地がいくつもあって世界の富豪が買う話はよく出ます。
日本で和をキーワードとした高級な街並み、リゾートがあったら最高です。
改めて日本の価値を世界に問う、といったところですね。

リゾート経営に果敢にチャレンジする星野リゾート、星野社長の展開する星の屋も
そのひとつでしょう。
日本だからこそできるおもてなし、空間のおもてなし。

話は戻ってこのデフレ。実は「内需の縮小」こそ直面する大きな問題です。
モノの消費が落ち、デパートの売上げも頭打ちの状況が続きます。

藻谷さんは、内需不振の原因は、「現役世代の減少」と「高齢者の激増」といいます。

「現役世代」とは、14歳から64歳のことです。

総務省統計局のHPで数値が公表されています。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201012.pdf

高齢者の激増が何が悪いのか、現実的に何歳まで生きることがわからず
またいつ病気になるかわからない、将来的なリスクに備えて個人資産を
保全していなくてはならない、ということです。
そのため市場にはそのお金は流通せず経済も滞留することになります。

いわゆる団塊の世代(1940年代生れ)の移行が経済に大きな影響を及ぼし
ます。また団塊ジュニアといわれる1960年台後半も人口の塊があります。

経済は人口の波に大きく左右され、この団塊及び団塊ジュニアの年齢による
消費が大きく伸びたり縮んだりします。

消費の核となる生産年齢人口が減少を続けるので、国内中心の内需型産業
は供給過剰状態が続き、業績は回復しない見込みです。

次のような図式が成り立ちます。

生産年齢人口=消費者人口の減少⇒供給能力過剰⇒在庫積みあがりと
価格競争激化⇒在庫の時価の低下

公共工事については、これからが維持更新投資の本番だといいます。
インフラは出来上がったものの、40年近く経過した中で現状の使用に
絶えない部分の補修や改修が近年増え始めました。

そんな経済縮小の中でどうビジネスをしていったらいいのか。

日産のフェアレディZは、中高年。
ハーレーも中高年世代の購入が多いそうです。
HONDAの新型バイクCB1100もイメージは昔バイクに乗っていて
今は引退して生活に余裕がある世代を考えています。

成功のカギは次の通りだそうです。

1、高齢者の個別の好みを先入観を排して発見すること

2、高齢者が手を出す際に使える「言い訳」を明確に用意すること

3、多ロット少量生産に伴うコスト増加を消費者に転化可能な水準以下に
  抑えること

最後に、土地神話が崩れた現在、これからは工芸品や美術品、
銘酒、名車、名盤、優れたデザインの建築物など、ヴィンテージの付く
商品の購入が代わるといいます。
地域の特性を生かした地産地消の業種や、地域の特性、個性ある
都市景観の復活なども期待できます。
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by nichijou-raisan | 2010-12-25 13:23 | レバレッジリーディング | Comments(1)

現代の経営(上)

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現代の経営 上」 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)

不朽の名作ドラッカーの「現代の経営」です。

「企業のマネジメントは、経済的な成果をあげることによってのみ、その存在と権威が
正当化される」

経営者にとっては非常に痛い言葉です。経済的な成果を出すことによってしか評価
されないということです。

「成長可能な資源は人的資源だけであることは明らかである。他の資源はすべて機械的な
法則に従う。われわれが利用できる資源のうち、成長と発展を期待できるものは人だけである。」

「人は資源として見ることが必要である。」

「したがって、動機付け、参画、満足、報酬、リーダーシップ、地位と機能を要求する存在として
人を見ることが重要である。」

伸びる会社は確かに人の成長がセットになっていると思います。
会社として人が成長する環境を用意しているか、機会を与えているか、とても重要です。

「マネジメントは、市場を見つけ出すとともに、自らの行動によって市場を生み出す。」

能動的なものだということです。

「利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである」

利益というと上場会社は儲け過ぎだという評価もありますが、本質はここにあるのが
やはり正解です。日本人は何か後ろめたさを感じる部分もあります。
存続していくためのリスクを担保するもの、新しい設備を導入したり商品開発を
したり、利益があってはじめて存続するため、まさしく条件です。

「企業の目的は、それぞれの企業の外にある。
企業の目的として、有効な定義は一つしかない。すなわち顧客の創造である。」

この定義は非常に難しいです。言葉で理解できることと、現実的に
自分の仕事に置き換えた時にどうか。

「企業が何かを決定するのは顧客である。
顧客が買っていると考えるもの、価値と考えるものが重要である。」

たとえば車の場合、買っているのは自由に移動できる便利さや、時間です。
もちろん乗り物自体の満足の部分もありますが。
その場合は、むしろステイタスとか、居心地、快適な時間、なのでしょう。
目の前に見えているものは、モノやサービスですが、結果として得ている
ものが何なのか、そこを明確にしなければなりません。

「われわれの事業は何かを知るための第一歩は、『顧客は誰か』という問いを発する
ことである。『現実の顧客は誰か』『潜在的な顧客は誰か』『顧客はどこにいるか』
『顧客はいかに買うか』『顧客にいかに到達するか』を問うことである。」

電化製品メーカーの場合、販売先は大型ショップ、そこで買うのは一般の人、
流通上に発生する顧客と、最終ユーザーである顧客。
ユーザーへはメディアを通して、ちらしを通してPRし、販売店に販売する。
決定権が誰にあるのか、また商品価値を理解し、ユーザーに勧める人が誰なのか
そこをはっきりすることが大切です。

「われわれの事業は何になるかについても問いを発しなければならない。
第一に、市場や技術に大きな変化がない場合、五年後、十年後に、われわれの
事業はどこまで大きくなることを期待できるか。そしてそれを決定する要因は何か。

第二に、経済の発展、流行や好みの変化、競争の変動による市場の変化である。

第三に、顧客の欲求を変化させ、新しい欲求を創造し、古い欲求を消滅させる
イノベーションの可能性である。

第四に、今日のサービスや製品によって満足させられていない顧客の欲求である。」

「利益率という尺度は、進出してもよい事業を限定し、進出してはならない事業を教える。
弱い事業の救済に資金や労力を投入することを未然に防ぐ効用をもつ。」

内容はここには書ききれないほどエッセンスに富んだ内容です。
ほとんどの人が企業で働いたり、経営したりのどちらかなので、非常に学べる内容です。
この本は下巻もありますが、また内容が異なります。
まずはこちらから読むことをおすすめします。
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by nichijou-raisan | 2010-12-21 16:35 | レバレッジリーディング | Comments(1)

孤独のグルメ

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孤独のグルメ」 久住昌之 (扶桑社)

この本は、グルメブロガーとほほさんがお薦めしている漫画です。

さて内容ですが、個人輸入の仕事をしている主人公が仕事の合間に見つけた
お店を紹介しています。なんとも通というか、おもしろい。

こんなグルメもあるのか、という内容です。
非常に楽しめます。
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by nichijou-raisan | 2010-12-19 10:39 | ショップ | Comments(0)

UIA2011 TOKYO 世界建築会議

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2011年9月25日から10月1日まで、建築のオリンピックといわれる
世界建築会議が東京で開催されます。

世界中から著名建築家がよばれ、講演があるそうです。
非常に楽しみ。

同時開催で森美術館でメタボリズム展があります。
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by nichijou-raisan | 2010-12-19 10:10 | Comments(0)

素敵なサイト

”究極のレストラン”ランキングin 名古屋

このブログは写真もきれいですし、イタリアンシェフの食べ歩き
なので非常に期待できます。

知らないお店が多いですが、折をみて制覇してみたくなります。

もうひとつ。

名古屋週末まったりひとりランチ

これはサラリーマンの方が食べ歩きをしたもの。
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by nichijou-raisan | 2010-12-08 02:11 | ショップ | Comments(0)

ちこり村



MIJP主催のセミナーで中津川にある「ちこり村」の講演を聴きました。

ちこり村を運営するのは、サラダコスモという野菜を栽培する会社です。
もともとはもやしの栽培でしたが、ちこり村の名称にもなっている
ヨーロッパの野菜、チコリを栽培し販売しています。

チコリは、手のひらサイズの白菜のような形をしていて、ほろ苦い味です。
レストランでたまに出てきますが、スーパーではあまり見かけません。

この会社は先進的な設備を入れて、売上げはなんと60億。
来場者は、年間25万人だそうです。

また村内には、とれたて野菜のレストラン「バーバーズダイニング」があります。

朝取れたての野菜を地元農家の主婦が調理して、毎日80種類の料理が並びます。
ものすごい人気で、一日最大500人くらい利用されるそうです。

中津川のおいしい野菜を食べて欲しい、そんなことからここにはメニューが
ありません。料理は、朝取れた野菜からメニューが決まるからです。

メニューが決まっていると、素材が悪くても使わなければなりません。
野菜のプロだからこそわかるこだわり、素敵です。

ぜひ、一度訪れてみたいところです。

講演ではリクルートから転職した宮地さんから、サラダコスモの戦略、考え方
も披露してもらい、内容がとても濃く、勉強になりました。
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by nichijou-raisan | 2010-12-04 17:34 | Comments(0)

大ナゴヤ大学



MIJP主催のセミナーで大ナゴヤ大学の学長、加藤慎康さんの講演を聴きました。
正直行くまで全然知らなかったのですが、キャンパスのない生涯学習の
大学なんですね。

大ナゴヤ大学

NPO法人として名古屋を拠点に活動しています。
人と人、人と街をつなげ元気にしよう、というのがコンセプトです。

学長の加藤さんはVRIOが大切といいます。

VALUE 価値
RARENESS 希少性
IMITABILITY 模倣困難性
ORGANIZATION 資源を有効に結びつける組織

これらのことを満たさないと存続が難しくまねされやすいとしています。
いわゆる差別化です。

現在登録学生数は、1850名。

生活者とメーカー、生活者と行政。
いろんな段階の人が結び合わさることで生まれる新しいカタチ。

途中、ワークショップ形式で小グループごとに、あなたならどんな
授業をしますか、についてブレインストーミングを行い、ミニ発表会
を行いました。

街に関わる、誰かのために自分の才能をつかう。
人がだれしも持っている、いい部分が引き出される場。

開かれている講座もさまざまです。
全国的にも同様の大学がいくつも存在しています。

縁(えん)が薄くなっている現代社会。
こういった活動が世の中を動かす時代なんですね。

ぜひ、参加していきたいです。

詳しい資料はこちら。(144MBあるのでご注意を)
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by nichijou-raisan | 2010-12-04 17:20 | 勉強会 | Comments(0)
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出会いに感謝


by nichijou-raisan
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