日常礼讃BLOG

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カテゴリ:RICOH GR( 71 )

浅草文化観光センター(隈研吾設計)

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浅草観光の際、国立競技場設計で紹介されるまでは知らなかった建物です。
ちょうど雷門のななめ向かいにある建物でデザインも特徴があるので非常に
目立ちます。

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見上げると8階建ての建物はそびえたつようです。
フロアの構成が複雑で見た感じでのビルような均一さがなく、くずした感じです。

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浅草文化観光センターという名のとおり観光案内所としての機能です。
大小ホールも完備しているのでツアー客の説明所としても使える内容です。

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内部はガラスと壁面、天井の木を使った意匠が目に入ります。
ガラスとスチールと木という組み合わせが日本的なやさしい表情となっています。

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壁の意匠。凹凸感が表情に深みを与えています。

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天井部の意匠。木材は構造というよりは意匠としてだけのような扱い方です。

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壁一面の口コミ掲示板。
実際に来場者の方が思い思いの口コミ情報を書いては壁に貼り付けます。
ここだけ見ていてもおもしろいかも。

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8階に上がるとカフェと無料の展望テラスがあります。
それほど人がいないのはあまり知られていないからかもしれません。

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隅田川越しにスカイツリーが一望できます。
スカイツリーから浅草寺方面を見ることはできますが、スカイツリーのシルエットが
美しく見えるビューポイントはなかなかです。

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雷門方面を見ると浅草寺から仲見世まで一望できます。
普段歩くことはあっても、上から眺めることはできないので貴重な場所です。

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となりに写るアサヒビールタワーもまた独特の景観です。

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目の前の雷門の周囲は広場になっています。
これは単なる観光スポットだというだけでなく、歩道からセットバックしたところに門
があるため、自然なたまりスペースになっているからです。

日本的な広場、賑わいのあり方がここ浅草寺には見られます。

雷門から本堂への参道に発生した仲見世の賑わい、目的地までの道中に発生
する賑わい空間が日本的な広場の特徴といえます。
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by nichijou-raisan | 2015-12-29 18:24 | RICOH GR | Comments(0)

浅草散歩

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浅草といえばの雷門です。
外国人観光客が多く世界の観光地という雰囲気です。

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スカイツリーにも近く二大観光スポットになっています。
645年に開山された浅草寺は聖観音宗の総本山です。

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浅草名物人形焼。
できたてを食べることはできますが、食べ歩きは禁止になっているそうで、
お店の前であれば食べてもいいそうです。

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師走ということもありすごい人出です。

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浅草の和菓子店「舟和」さん。
主要な駅で「あんこ玉」を販売しているので見かけたことがあるかと思います。
こちらは参道にある洋菓子テイストのお店。

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古き商店街が周辺にはありますが、タイムスリップした感もあります。

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ベルト専門店。昔見たことありますね。

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人形屋さん。
センスや羽子板など外国人にも人気です。

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こちらが舟和さん本店です。
浅草寺からはアーケードを抜けるとあります。

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最近の道路舗装はカラー化されていますが、原色系の派手な色が多く道路景観
としてはいかがかと思います。このベンガラ色は目立つため周辺景観という問題
とは別次元にあるようです。

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舟和さん本店です。
有名なのはあんこ玉と芋羊羹です。芋羊羹はスィートポテトのようで少し焼いて
食べるとおいしいです。

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浅草公会堂まえの芸人や役者の方々の手形。
掘り込まれた鋳鉄のようですが、実際に手を合わせることもできて楽しめます。

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雷門を抜けてしばらく歩いて出てくるのが宝蔵門。

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942年に建立された五重塔。
昭和20年太平洋戦争で焼失して再建されました。

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本堂もまた太平洋戦争で焼失し再建されたものです。
大きな瓦屋根が威風堂々としています。

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伽藍としてもすばらしいです。

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多くの参拝客でにぎわっていました。

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仕事では東京にはよく出張で来ますが、改めて観光をしてみると日本文化に触れる
ようで新鮮です。

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本堂の妻側。
鉄筋コンクリート造の瓦葺構造になっています。

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花やしき方面を歩くとなにやらあやしい雰囲気に。
ここはアジアかと思わせるビニールで延長された店舗が続きます。

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道路にはゆうに2m以上は出ているかと思いますが、営業許可があるのかしっかり
したビニールテントになっていました。

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大阪の通天閣のあたりもタイムスリップした感がありますが、浅草寺界隈も古き
日本の空気にあふれていて魅力があります。
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by nichijou-raisan | 2015-12-29 14:22 | RICOH GR | Comments(0)

世界一スカイツリー

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スカイツリーです。
二度目になりますが、今回は快晴ということもあり景色が楽しみです。

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地下からのアプローチの風景がモダン。

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スカイツリーの魅力はタワー自体もそうですが同時に開発されたソラマチという
店舗です。東京を感じるモノや食べ物のショップがたくさん入っていて楽しめます。

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写真はソラマチ一階のプロムナードの意匠。
各テナントごとに江戸切子で照明が設置されています。

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照明のフレーム下は植栽が入るようになっていて、またここで店舗ごとに
変化があり見ていて飽きません。

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通路側は江戸切子ですが、側面はテナント名がついています。

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風靡なデザインで、きっと夜はもっと雰囲気が出てくると思います。

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世界一のスカイツリー。
高さはなんと634mもあります。

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今回はネットで事前に予約購入してから行きました。
30分くらいの幅で設定してあるのでその時間に行けば入れます。
入場制限もあるので事前予約がおすすめです。

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エレベーターは四季のデザインで四台ありますが、乗ったエレベーターは夏です。
花火を江戸切子で表現してあり、とてもきれいです。

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634mになったのは、この地域の昔の地名が「武蔵」ということから語呂をとって
634=むさし、としたそうです。

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伸びる壁も長い。

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展望は350mとさらに有料で450mにあります。
350mにはカフェもあります。

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この日は天気もよく富士山も見えました。
ズームレンズがほしいところです。

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わずか50秒で350mまで登れます。
天空散歩おすすめです。
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by nichijou-raisan | 2015-12-29 10:43 | RICOH GR | Comments(0)

ディズニーランド

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ディズニーランドです。
ここ十数年行ってなかったので新鮮です。

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一番好きなのはスターツアーズ。
何度乗っても飽きません。

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スターウォーズの世界観が表現されていて3D映像のクォリティも高いです。

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ディズニーランドの場合は、人気アトラクションはファストパスというシステムがあります。

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ファストパスチケットは乗りたいアトラクションの近くに発券機があって、チケットを
セットすると発券されます。
すると一時間程度の枠で優先搭乗することができます。

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問題なのは優先搭乗時間の少し前にならないと別のアトラクションのファストパスの
発券ができないことです。なので朝一で入場したら、とにかくまず人気のアトラクション
のファストパスを発券してから、他のファストパス設定のないアトラクションに入ります。

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この流れで一日やってみたら、アトラクションで11個乗れました。
しかも12月28日という冬休み期間で。

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最後のほうになるとファストパスの発券枚数に達すると発券がストップしてしまうので
比較的行列が長くなるものをとると有効です。

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たとえば、スティッチエンカウンターは一回の人数が100人超えるので行列が長く
ても動くので入れます。こういうものは後か、並ぶことにして、シューティング系は
遅いのでチケット発券したほうがいいです。

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この日は8時開園なので7時過ぎに到着したらすでに入園待ちの長蛇の列でした。
開園後はみな走ってアトラクションに行きます。
最初に乗るのを控えて、まずはファストパスを発券する流れが一番いいようです。

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15時からのパレードには14時くらいから場所どりをするとかなりいい場所で見る
ことができます。道路際の位置をとれば間近で見ることができ感動です。

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曲のhappiness is hereもテンポも軽快で楽しい。

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ちなみにファストパスをとって回っているとかなり歩くことになるので、翌日は大変
でした。

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ユニバーサルスタジオは早く乗るにはまたチケットを買わざるをえないので、このあたり
は非常にやさしいディズニーランドです。

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天気もよく行楽日和の一日でしたが、予想以上にアトラクションにも乗れて家族も
満足でした。
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by nichijou-raisan | 2015-12-28 14:19 | RICOH GR | Comments(0)

陶都街並探偵団 中山道大井宿ウォーク

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陶都街並探偵団 中山道大井宿ウォークです。
大井宿はちょうど恵那駅から徒歩で歩ける場所に位置します。

恵那は江戸時代に江戸と京都を結ぶ街道の要衝で、69宿の46番目となります。

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木材が主要産業であったため、番所という尾張藩の監視を目的とした施設があった
そうです。現在は跡地として看板が立っているのみです。

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衆議院議員の古屋圭司さんの自宅です。
もともとは江戸時代に庄屋を務めた家柄で敷地も大きく門構えもすばらしいです。

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江戸や明治時代の建物は漆喰や土壁が多いですが、やはりメンテナンスをしないと
傷みが激しく維持が難しいという問題を抱えています。

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ボランティアガイドさんに詳しいガイドをお願いしました。
事前に予約すると主要史跡をガイドしていただけます。

昔の旅館には種類があり、食事付の旅籠屋と、木賃宿という食事なしがあったそうです。

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明治天皇大井行在所。
明治天皇の大規模なご巡幸は6度あり、4度目が明治13年6月28日でした。
旅籠屋の岩井邸が明治天皇の宿泊所として使われたため内部も改修されました。

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大井宿の道の線形はかぎ状に曲がっています。これは枡形と呼ばれるもので
はっきりとした理由はわかっていません。ひとつは、見通しを悪くすることで戦いに
なった時に有利にするため、もうひとつは建物をより多く作るためわざと曲がり
くねらせて接道を増やしたとするものです。

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景観的な制約がないため、江戸時代の建築の横にモダンな個人邸が。
今でこそ宿場町が観光遺産になっていますが、早くに保全されてきたエリアと
制限をかけられず自然に任せてきたエリアとでは歴然とした差が生まれます。

大井宿は悲しいですが、後者になり、かなりのエリアで現代的な建築が建てられ
街並みが崩れてしまっています。

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中山道に限らず、ちょうど大井宿から名古屋に向かう下街道も同様で先日
ウォークをした多治見のオリベストリートでも同じです。
現代に生きる我々が未来に向けて何ができるか考えなければなりません。

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明治天皇行在所は個人の所有であったため長年そのままの状態で保全されて
いたため貴重な内部が見られます。

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中庭からのめずらしい連続した蔵。
こちらは傷みが激しく、改修も難しい状態とのこと。

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お風呂。
天皇の場合は下から焚き出すことはできないとのことで湯船だけが置かれ、
お湯を入れて使ったそうです。

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畳敷きのトイレ。

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今回のウォークでは貴重な遺産はあるものの、街並みのような個ではなく集団と
なった場合にどう保全、しかも維持するための費用の負担を補助する制度など、
していくかが課題になっています。
行政として町の持つ遺産をいかに未来に役立てていくのかを考えていかないと
いけないと思いました。
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by nichijou-raisan | 2015-11-28 00:17 | RICOH GR | Comments(0)

キッチンハウス福岡ショールーム

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2014年10月にオープンしたキッチンハウス福岡ショールームです。
前々から建築デザインから一度来てみたかった場所です。

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電話してみると予約が必要とのことで事前に電話したうえで訪問です。
場所は福岡空港からタクシーで5分くらいところです。

車窓から見ると普通の市街地であれだけのモダンな建築がどこにあるのかと
疑うところでしたが大きな公園の近くでタクシーが敷地に入ると驚くデザインの
建築が目に入ってきます。

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建築設計は窪田勝文氏とあります。
ホームページを見ると白を基調としたモダンな建築の実績の数々が。
今回のデザインも納得がいきました。

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人の身長と比べると建築のスケール感がわかります。

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建物に近づくと社員の方からお出迎えがあります。
中に入ると社員の方の案内で見学します。

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キッチンハウスさんの商品はその名の通りキッチンです。
専門メーカーならではのこだわりの感じられる商品の数々がライフスタイル
に合わせて具体例を見ることができることが最大の魅力です。

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住宅は夢。食事という毎日欠かせない場所であるからこその快適性。
最近ではLD一体化の中でキッチンが家具のひとつになるように思えます。

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中央のガラスの吹き抜け部。
窓枠下から照明が夜はガラス越しにライトアップされる仕組みです。

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こちらは無垢の板の節をあえて残した味わいのあるテーブル。
素材感があるからこその愛着性。

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標準的なもので数百万はしますので、家事をされるかた、ライフスタイルに合わせて
さまざまな提案をしていただけるようです。

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最近の子を持たない世帯の増加、少子高齢化の流れもかなりあるそうで、
一部商品は、ライフスタイルを反映した内容となっています。

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キッチンというより、リビングダイニングの中にキッチンが組み込まれたという
表現でしょうか。ふつうのキッチンでは間違いなくありません。

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キッチンの中にちょっとした読書や趣味もできるデスクがグッドです。

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一階からのステップ。非常に透明度が高い。

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中庭の緑色の石はなんと蓄光石。夜になると緑色に光る演出です。

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天井の見上げ。変化する空が望めます。

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複雑に交差するガラスの反射。

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建物右側側面の曲面の壁。

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エントランス壁に組み込まれた会社ロゴをライトアップする照明。
ピンポイントで当たるように設定されているようです。
照明を見せない建築家のこだわりを感じます。

全体を通して非常にグレードが高いキッチンハウスの世界観を体感できるショールーム
でおすすめです。
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by nichijou-raisan | 2015-11-23 21:48 | RICOH GR | Comments(0)

TOTO MUSEUM

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2015年8月に北九州市小倉にオープンしたTOTOミュージアムです。
TOTOの100周年記念事業として整備されたショールーム兼、博物館となっています。

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驚く外観は、梓設計、鹿島建設による建築です。

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建物には環境にやさしい100の配慮がされています。
節水、ソーラーチムニー、太陽光発電、屋上緑化などなど。

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一階部分は、ホールと、キッチン、浴室、洗面所などのショールームになっています。

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衛生陶器のごとく真っ白な内装仕上げ。

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庭の玉石は、一部陶器を作る工程で出てくるミル摺り用の石でした。

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二階はTOTOの博物館になっていて、歴史やものづくりの流れ、映像や水回り
の変遷や商品の進化などをテーマに展示されています。

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窯の模型。他に焼成に使用する炉材なども展示されています。

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展示空間全体をやさしいカーブでゆるやかに覆っているデザインです。
縁を歩くと天井がぶつかりそうなところもあるので要注意です。

建築全体のシンボリックな面とは裏腹にショールーム、博物館ともにコンパクト
な印象です。天井高のある特異な空間なので見せる内容よりも、建築のほうが
より前に出てきている印象です。
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by nichijou-raisan | 2015-11-23 21:20 | RICOH GR | Comments(0)

京都国立博物館 平成知新館(谷口吉生設計)

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京都国立博物館(京都の人は国博というみたいです)です。
谷口建築研究所の作品に東京上野の国立博物館法隆寺宝物館がありますが、
洗練されたモダンなデザインで、京都も来てみたかったところです。

場所は京都駅から徒歩20分くらいでしょうか、三十三間堂を目指して歩けばちょうど
向かい側にあります。
写真は西側の門から入るとすぐにあるロダン「考える人」。
隆々として肉体美が表現されています。

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明治28年に竣工した煉瓦造建築です。
建築家は、片山東熊博士。重要文化財に指定されています。
シンメトリーな構成が堂々たる風格を醸し出しています。

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正面破風に見える彫像はインド神話における工芸と彫刻の祖神とされています。

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同時期に建てられた奈良国立博物館もまた行ってみたいところです。

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並びに見えるのが2014年に開館した平成知新館です。
ランドスケープも非常に洗練されたものを感じます。

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設計は谷口吉生。豊田市美術館や法隆寺宝物館などのデザインと同じく、直線を
基調としたモダンさの中に和を感じる構成です。

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建物前の池ごしに見る空間。
谷口氏の設計は自然の要素が取り込まれています。水を介在させることで付加される
建築の環境への融合は見事です。

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池の排水処理。エッジには御影石が斜めにカットされ表層のみが溝に流れる仕組み。
非常に水のエッジがきれいです。

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建物正面は全面に水が張った状態です。
ハードな石とかではなく、水を張ることで自然と対話しているかのようです。
細い屋根の構造柱もシルエットが細く、心地よいリズムを感じます。

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水面からすると、一段降りたところに排水溝、もう一段降りると石積み、さらに下が
芝生面と4段構造となっています。
内部から見ると、水面しかエッジが見えず機能性と美観を両立した処理です。

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エントランスゲート。
建物全体のバランスからすれば非常にコンパクトでシンプル。

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エントランスホールは光であふれてます。

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知新館と本館はほどよくバランスされた配置です。

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ホール床の材料は御影石の特殊面状となっていました。
たたき面にウォータージェット風の柔らかな面をしています。

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展示は一旦3階まで上がってから下へと向かうルートになっていました。
今回の琳派展だけかもしれませんが。
写真は二階からの眺め。

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人が動く様を見せるのも谷口建築の特徴です。

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エントランスホールからの階段から回廊へとつながります。

美術館というと巨大になりますが、谷口氏のデザインはバランスがよく空虚にはならない
空間デザインにまとめられています。

また光と影といった日本建築特有のセンスにあふれているので、どこかで見たかも
しれない印象を持つことができます。

おすすめです。
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by nichijou-raisan | 2015-11-15 21:05 | RICOH GR | Comments(0)

青蓮院門跡

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京都東山・青蓮院門跡です。
入り口脇に大楠があります。13世紀以降に植樹されたそうなので、およそ
800年にもなるということです。

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門跡寺院とは皇族が住職を務めた寺院のことを指します。
この青蓮院門跡は、京都門跡寺院5カ室のひとつとなります。
ちなみに残りは三千院、曼殊院、妙法院、毘沙門道です。

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時代を感じる石畳。京都のあちこちで使われている御影石は長い年月
でも風化こそすれ時代を感じさせます。

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入り口から入ると、右手を見上げるとある門。
明正天皇の中和門院の旧殿の門を移築したものといいます。

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塀に五つのラインがあるのは皇室由来の寺院に限られるそうです。
格式が表現されているということになります。

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あいにくの雨模様でしたが見ているとみるみる雨がやみ晴れ間が出て
きました。青々としたもみじもまたきれいです。

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玄関を入って廊下伝いに移動しますが、シークエンスが変化する心地
良さを感じます。

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宸殿から本堂を見る。

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スケールの大きい宸殿前の庭。

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宸殿内部。格式の高さがうかがえる造作です。

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延段の意匠。
ぬかるみから足を保護するだけではない美的な意匠です。

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華頂殿前の庭は小堀遠州作の「霧島の庭」。
斜面側に霧島ツツジが植えられています。

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苔むした飛び石。
光と影が美しい。

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自然と一体化したかに見える灯篭のある風景。

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夜間イベントでライトアップされる竹藪。
すらっとしたラインと、緑青の色がさわやかです。

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朽ちていく素材は自然と調和します。

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全体を通して東山という土地柄、皇室由来であることから非常に建築
庭園ともに格式高さを感じました。
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by nichijou-raisan | 2015-10-26 00:45 | RICOH GR | Comments(0)

美濃焼こみち「陶都街並探偵団と歩くオリベストリート 蔵めぐり」

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陶都街並探偵団で初の美濃焼こみちイベントへの登録です。
今までは団員向けで街並みウォークをしていましたが、広く多治見の良さを知って
もらえるように美濃焼こちみという東濃3市を中心としたイベントで登録して開催しました。

今回は改めて多治見を知ることをメンバーで討議して、本町オリベストリートを「蔵」を
キーワードにめぐり、多治見の町の成り立ちを知ることをテーマとしました。

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一般参加者が14名、団員20名に当日飛び込みの方がいらっしゃったりと盛況でした。
たじみ創造館に集合して、概要説明、昔の古地図や写真などの資料配布をしてから
古く陶器商を営み現在もオリベストリートに居住される山久の加藤さんに案内していた
だきました。

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もともとは中山道から名古屋へと向かう下街道(したかいどう)が現在のオリベストリート
を形成していました。明治期になると陶器商が増えて、それに伴い商店街が作られる
ようになりました。
昔はこの付近にも銀行から郵便局まで中心をなしていたことがわかります。

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最初に山竹さんの建物を外観から見ます。
もともとは典型的な陶器商の建物だったため、奥に深く、中庭を持ち、最後部に蔵が
あります。もともと蔵とは耐火性を高めた土蔵になっていて、貴重品が納められていた
ので一番敷地の奥にありました。

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創造館の隣にある派出所。これもオリベストリートの景観に合わせて蔵のような黒い
外観とデザインです。

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そばの井澤さんの蔵。うだつのような袖壁があります。
外壁は鋼板で改修されていますが、整備されていて見事です。

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山久加藤さんのご厚意で自宅も見せていただきました。
陶器商をやっていたころはこの門から馬が出入りして地元の陶器が集められ一旦
倉庫に納められてから、全国に流通していたそうです。

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同じく山久さんの蔵を使ったアンティークのお店「亘(せん)」です。

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土でこれだけの厚みにしているので耐火性能も非常に高いそうです。

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一階、二階ともギャラリーなのでふつうに見学できます。
割と大型の蔵なので見どころもたくさん。

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こだわりのアンティークぞろいで時間のあるときにもう一度来てみたいところ。

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多治見にはこうしたアンティーク、骨董屋さんがいくつかあるので骨董屋めぐりも
またおすすめです。

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多治見市には明治期の建物、蔵などを保護や相続の際の優遇のようなものがない
とのことで、相続のある度、街並みからまたひとつ建物が消えていきます。
山久加藤さんからも、街並みを守るのは自分しかいない、との思いで長年活動
されてきたそうです。

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陶器商ヤマカさんが運営していた花御堂というギャラリー建物の前で記念撮影。
現在は使われませんが、当時はレストランもあり繁盛していたそうです。
右に見える蔵はヤマカさんの珍しい3階建の蔵です。

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多治見にはこうした蔵がいくつかありますが、管理ができず自然に荒廃するに
任せているものも少なくありません。一旦しっくりが剥離していくと、中の土蔵部分
が傷んでしまうため、修復するのも巨額になってしまいます。

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こちらは松正さんという料亭が経営される蔵という日本料理店です。
実際の蔵で食事ができます。

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田楽定食がおすすめだそうです。価格もリーズナブルで良心的。

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一階、二階とも席があります。

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蔵は本来敷地の奥にあるものですが、道路の関係上、現在は道路に面しています。
日曜休みなので休日は確認することをお勧めします。

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蔵の並ぶこみち。
実はこうした味わいのある道も存在しています。裏路地散策で新しい出会いが
あるかもしれません。

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続いて小林記念館。現在閉館している建物ですが特別に見学することができました。
もともとは小林時計店という時計の販売店を経営していたオーナーさんのお孫さん
が蔵をギャラリーとして改装したものです。

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これからの時代は時間が大切、時計が重要だとという発想から、時計工場までつくら
れたオーナーさんの名残の時計。

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こちらも明治期の蔵でお孫さんがギャラリーとして改修したものです。
この改修のために先祖代々の土地も売却したほどだそうです。

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最後は料亭松正さんでお菓子とお茶をいただきます。

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こちらも明治期の建物で、素晴らしいです。
中庭は明かりとりという意味だけでなく、自然を感じる装置でもあります。

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今回蔵をキーワードに多治見本町オリベストリートを歩きましたが、こんなにも
町の歴史はおもしろいんだという反面、街並みを維持することの難しさ、もどかしさ
を感じました。現代のわれわれの世代が未来のために何ができるのか、考えて
いきたいと思います。
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by nichijou-raisan | 2015-10-25 21:21 | RICOH GR | Comments(0)
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出会いに感謝


by nichijou-raisan
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