2017年 06月 11日
「生きることは闘うことだ」丸山健二
孤高の作家、丸山健二によるエッセイ集です。
ひとつひとつの言葉が鋭利な刃物ように突き刺さります。
こうした言葉の数々は経験しないととてもわからないような真に迫ったものばかりで
作品の裏付けになるものと思います。
生き方というものに対して非常に厳しい目線を感じます。
特にまわりに頼らず自分自身の足で立つ、そこに人間らしい生きざまがあるのだといいます。
命の真の喜びとは、緊張の連続の中にこそあり、また生き抜くこととは、闘い抜くこと。
丸山健二の著作は読む側にもある種、闘いを挑んでいるのかもしれません。
by nichijou-raisan
| 2017-06-11 21:43
| レバレッジリーディング