2016年 04月 25日
陶都街並探偵団 金沢ウォークその1
陶都街並探偵団 金沢持ち出しウォークに参加です。
今回は総勢16名で多治見駅を出発一路高速に乗り、金沢市内を回りました。
お昼に到着し、食事は湯湧温泉の高尾食堂さんです。
HPを見るよりもずっと良かったです。
最初の訪問地は、金沢湯湧江戸村です。
明治村のような江戸時代の民家を移築した建物園です。
9軒の民家が移築されてありますが、敷地も広くゆったりとしています。
元金沢工業大学の建築家の先生で現在江戸村の村長さんに案内していただき
ました。
旧松下家。商家の建築で表部分が店舗になっています。
屋根は簡素な板葺で石のおもりを載せてあります。
昔の料理場です。
古い日本建築は光が非常に興味深いです。
現代建築では光と影のコントラストが出にくいのかもしれません。
道に面した開口は営業中は全部開放され間口が広くなるつくりです。
旧山川家。金沢の町屋建築で米仲買や酒造業を営んでいました。
内部は大架構となっています。見事なつくりです。
お茶室です。日本建築の光と影、やはり極上です。
旧石倉家。明治天皇の行幸所としても使われた鯖波宿の本陣として使われた
建物です。約1年で建築されたとありますが、村長曰く、お寺の庫裏を移築した
のではとのことでした。
格式の高い玄関。石畳から畳まですべて異なります。
天皇や要人に使われました。
現代生活に慣れたわれわれには暗い印象の内部。
こちらは格式の高い部屋に使われる畳のヘリ。
ヘリなし、黒いヘリ、白菊のへりと徐々に格式が高くなっていきます。
多くの旅人が使った大広間。
かまどのある風景。
風合いの増した廊下。
ちょうど里の菜の花がきれいでした。
旧野本家。農家なのでわらぶきです。
旧平家。こちらも農家です。
民家建築は当時の生活ぶりを垣間見ることのできる貴重なものです。
独特のむくり屋根が特徴の旧園田家。
こちらも農家です。
石畳の景色。
今回は説明があったので各建物の詳細を勉強できました。
金沢中心部のモダンとは正反対のところにある江戸村ですが、現代に生きる
われわれに訴えかけるものを感じます。
by nichijou-raisan
| 2016-04-25 01:09
| RICOH GRⅡ