2012年 06月 24日
単焦点のメリット
APS-Cサイズのデジカメで31ミリ広角レンズを使うと、実際はフォーマット
の関係で46ミリくらいに相当します。
50ミリを標準レンズといいますが、この31ミリも同じく標準レンズといえます。
スナップからポートレイトまで使いやすい画角です。
そのため撮影する画も少し寄った写真が多くなります。
単焦点レンズは抜けがいいので非常にクリアに撮影できるという特性があります。
一方で画角が固定されるという側面もあります。
もう一つの単焦点のメリットはボケの具合がナチュラルであること。
寄って撮影する場合で背景にぼかしを入れて被写体を浮き上がらせたい時に
効果的です。
デメリットとしては空間を撮影するようなシーンは苦手なことです。
空間としての広さが十分な場合は体を移動させて撮影もできますが、建築内だとか
被写体の大きさに比べ撮影できるポジションが狭すぎる場合など。
レンズを複数持ち歩くのも重量的にも大変なので、撮影するものによって
広角から望遠までの画角の選べるズームを選ぶのが無難です。
建築メインの人は広角がないと話にならなりません。
植物や生物、風景でも画角の狭い表現だけなら標準レンズが最適です。
レンズも種類もたくさんあり、自分の撮影スタイルに合わせた選び方をした
方がいいです。
by nichijou-raisan
| 2012-06-24 23:54
| K-5