2010年 11月 21日
馬籠宿・藤村
木曽街道の宿場町馬籠(まごめ)。
馬籠は坂の街です。下から上がるか、上から下りてくるか。
周りを見渡せば山山山。
紅葉の美しい季節です。
馬籠といえば、島崎藤村。
夜明け前の舞台となったことでも知られます。
出身地ということで記念館が建てたれています。
建物内には直筆の原稿が数多く飾ってあります。
私が生涯忘れない藤村の言葉。
10年くらい前にここを訪れた際、庭の中に立っている碑を見つけました。
そこに書いてある言葉。
勇気を奮い立たせてくれる言葉です。
自分を信じて、前に向かって行け!と。
自分を見つめることのできる場所です。
言葉に出会える場所。
そういう場所があってもいいと思います。
文学者は言葉の中に魂を込めます。
そして時代を超え、場所を超え、人に伝えるのです。
本物の文学者がそこにいます。
by nichijou-raisan
| 2010-11-21 20:26